知り合いのおばさんに誘われて、化粧品会社のエステを経験してみました。
店舗の突き当りの部屋にリクライニングのエステ用ベッドが設置してありました。
上半身をプ―ル用バスタオル(お品のよろしいタイプ)に着替えて、ベッドに横たわり、
まずは、足先のマッサ-ジから始まりました。
顔がメインですがまず、心臓に遠い所から始めるのだそうです。足元が少し暖かくなりました。
さあ、クレンジングでお化粧を落とし、暖かい手で顔をさすって貰っているとあ-気持ちいい。
「それと・・あら、あれどこに行っちゃったかしら・・」急に手を止めると、部屋を出て探し物をしている様子。
「・・・なんか肩が寒いな。」技術料がタダだって言ってたから、多少は我慢か?
「あ、すみません」・・戻った。「クシャン!!」へ?・・顔に唾が飛んだぞ!
参ったな・・ま、この人も同い年位のおばさんだから、大目に見るか・・まな板の鯉だ!何でもやってくれぇ。
「○○子さん、あれが無いわよ。」(この方、店長のお母様で、この道のキャリア、親子二人のお店だそうです。)
「さっきお願いした時に、そこへ出して頂いたのでしょう?」
「そうなの、だけど、どこへ行っちゃたんでしょう?○○子さん、持っていったのかと思ったわ。」
「あら、私持っていかないわ、別の所に置いたのじゃないかしら。」
「いいえ、わたくし、確かにここに置いたのよ。あら、どうしたのかしら・・」
オバサンは不安になって来ました。ちゃんとやって頂けるのかしら?
90分掛かるって言っていたけれど、時間に終わるのかな?今日は午前中の予定が狂って、到着が夕方になってしまった。
オバサンの心配を若干はずしてエステ終了、石膏パックを施してもらい、顔が引き締まった?様な気がしました。
トライアルセットの¥5,250を支払って外に出ると、夕闇の中に車のライトが照らす時刻となっていました。
エステの余韻に浸る間もなく、早く家に帰ってご飯を作らなきゃいけないと、焦る気持ちでアクセルを吹かす帰り道でした。
若い頃・・・と、言っても結婚したばかりの頃。
引っ越して来たばかりで、良い美容院を知らなかったので、近所の男性一人でやっている美容院に行きました。その頃の髪形はロングヘア・・・
毛先をカットしてもらっていたのですが、途中他のお客さんが3人ぐらいみえて、明らかにその規模では繁盛状態・・・
カットが終わってブローに入る時、その男性は奥から奥様を呼び寄せ、私の髪をブローするように命じ、次のお客様のカットを始めました。
途中で変わった奥様は ヘアスプレーを手に持ち私の髪に吹きつけましたが、髪より顔面に大量に吹きつけました。不意打ちを食らった私は目を瞑るのが間に合いませんでした。イラッときましたが、近所なので我慢・・・
ブラシを手にドライヤーを掛け始めたらブラシを頭に叩きつける様にとかし、同じ場所を何度も何度も地肌を剥く勢いで力を込めてとかしました。
そこから私の我慢は3分と持ちませんでした。
「もういい!」と手を止めさせ、首に巻かれたものを全てはぎ取って席に投げつけました。
驚いた男性に奥様は「もう良いんだって~!!」・・・
頭に来たので「なんだあの人は!顔面にスプレー掛けて、挙句地肌同じところを何度もブラシで擦りやがって!痛ぇんだよ!あんなのにやらせんな!!こんなヒドイ店初めてだよ!二度と来ねぇ!!」と言ってやりました。
男性は謝りながらもキッチリ料金を請求してきたので、もちろん払いました。
地肌のヒリヒリは約1週間治まりませんでした。