生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

自然体

2023-08-16 01:19:07 | 日々の暮らし
私たちは、人生において前向きな意欲がある時と、卑屈になったり、劣等感を持ったりする時があります。
自信を持って生きる為の一つの方法として東洋に「気」の呼吸法があります。
今日は僧侶や武士が座禅などで鍛練していた気について
「ブッダの呼吸法」
(幸せを吸い込み、ストレスを吐き出す)
の本から紹介したいと思います。
意欲を持っている時は、「強気」「気が張る」「気を吐く」と言います。
意欲が弱くなると
「気が重い」「気が気でない」「気が散る」と表現しています。
人間関係でも
「気おくれする」「気に食わない」「気高い」「人気者」「気の毒」などの言葉を使っています。
気は、心を乗せて働くエネルギーです。
「形も重さもない心」と「形も重さもある体」を一つにする力といいます。
呼吸をゆっくりさせると、気が充実します。
その気を出そうと意識せず、むしろ静かにして、気を見せないようにする。
すると、相手に気が通じて、好意を引き出したり、話がまとまったりする。
気が充実してくるほど、見せないようにすれば相手に伝わる。
気は天地に満ちていて、人体ではへその丹田にある。
山岡鉄舟、幕末の剣豪で三大書家としても有名)は、「相手に気をかけようと力を込めれば、体がこり固まったようになり、相手には通じない」。
「ゆるやかに動かずに行けば、気は敵をおおいつくすぞ不思議なりける」と述べています。
「無心で接する」「普通に話す」「相手に影響を与えようと思わない」ことこそ、気が通じるというのです。
自然体、参考になればありがたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする