次の朝、城の一番高い塔にある見張り部屋では、首に幼さが残る兵と、背中が固くなり始めた兵が、望遠鏡を右手に持ち、背中合わせに座っていた。
乾いた階段と柔らかな靴底の擦れる音に気付いて、二人は同時に立ち上がり、敬礼の姿勢で、その姿を待った。
「ご苦労様」
王は目を細めて、其々に頷いた。
「邪魔をさせておくれ」
北の窓枠に手を置いて首を上げると、遥かに稜線が霞んで見える。
スプリンググリーン、グラスグリーン、ウィローグリーン。
入り混じった緑のその先は、鋭い白に縁取られた、青い山に続いて行く。
王は振り向いて、年かさの兵に尋ねた。
「向こうの山のその向こうに、行ってみたいとは思わないかね?」
兵は額に横皺を寄せた後、表情を和ませた。
「その国は寒く、小屋で沢山の薪をくべ、皆で暖まる風呂があると聞いています。木が燃え、汗が滴り、水を打って上がった湯気と混ざりあって、懐かしい匂いとなるでしょう。私はここで、思いを巡らせるのが好きなのです。直に味わいたいとは思いません」
「そうか」
王は頷き、もう一人の兵にも問いかけた。
「お前は、どうかね」
若い兵は少し顎を上げ、腹に力を入れた。
「私は遠くがよく見えます。夜目も効きますし、大声を出すのも得意です。私は自分の力を十分に使える、この仕事に就けて、とても幸せに思っております」
王は微笑んだ。
「頼もしい兵達に恵まれ、私は嬉しい」
二人の兵は頬を引き締め、敬礼した。
…...............…...............…...............…...............….....
サウナの外で飲む、ヨーグルトドリンク
プレーンヨーグルト 100CC
好きな1OO%ジュース 200CC
氷 適量
岩塩 1つまみ
全てシェイカーに入れてよく振る。
………...............…...............…...............…...............
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/5c/9ad34a31c35d67dfe36828274116aa8e.jpg)
王の靴と同じデザインのスリッパ
王の室内履きは革製なのですが、私は革が苦手な為、フェルトで自分用に作りました。
材料
フェルト
キルト芯
キルティングされた布
木綿の布
糸
捨て布、又は紙(型取り用)
紙(型紙用)
道具
お裁縫セット
ミシン一式(手縫いの時は不要)
型取り用の布又は紙で、大きめにスリッポンの型を取る。
スリッポンが無い場合は、スリッパを使い、かかと部分を栗に似た形に作り、爪先部分と繋ぐようにする。
型取ったものをテープで止め、切りながら調整する。
テープを外し、形を整えながら型紙に写して切り取る。
型紙に裏返して写し、両足分にする。
型紙の周囲に1cm足し、表側分としてフェルト、底部分のフェルトとキルト芯を裁つ。
型紙の周囲に5㎜足し、裏側分としてキルティングされた布、底部分のフェルトとキルト芯を裁つ。
型紙の周囲に1.5cm足し、中敷き分として木綿の布、型紙と同じ大きさでフェルトとキルト芯を裁つ。
底部分のフェルトとキルト芯、フェルトを重ねて、縁から5㎜の場所を縫う。
爪先部分のフェルトの爪先部分をぐし縫いし、かかと部分と繋いでから、底部分と縫い合わせる。
同様に裏側も縫う。
表側と裏側を中表にし、返し口を残して履き込み口を縫い合わせ、表に返す。
返し口を縫い合わせ、履き込み口から2㎜の場所を一周縫う。
中敷き用のキルト芯を木綿の布で包む様にして縁から5㎜の場所を縫い、裏側にフェルトを合わせて縁をジグザグに縫う。
中敷きを本体にセットする。
乾いた階段と柔らかな靴底の擦れる音に気付いて、二人は同時に立ち上がり、敬礼の姿勢で、その姿を待った。
「ご苦労様」
王は目を細めて、其々に頷いた。
「邪魔をさせておくれ」
北の窓枠に手を置いて首を上げると、遥かに稜線が霞んで見える。
スプリンググリーン、グラスグリーン、ウィローグリーン。
入り混じった緑のその先は、鋭い白に縁取られた、青い山に続いて行く。
王は振り向いて、年かさの兵に尋ねた。
「向こうの山のその向こうに、行ってみたいとは思わないかね?」
兵は額に横皺を寄せた後、表情を和ませた。
「その国は寒く、小屋で沢山の薪をくべ、皆で暖まる風呂があると聞いています。木が燃え、汗が滴り、水を打って上がった湯気と混ざりあって、懐かしい匂いとなるでしょう。私はここで、思いを巡らせるのが好きなのです。直に味わいたいとは思いません」
「そうか」
王は頷き、もう一人の兵にも問いかけた。
「お前は、どうかね」
若い兵は少し顎を上げ、腹に力を入れた。
「私は遠くがよく見えます。夜目も効きますし、大声を出すのも得意です。私は自分の力を十分に使える、この仕事に就けて、とても幸せに思っております」
王は微笑んだ。
「頼もしい兵達に恵まれ、私は嬉しい」
二人の兵は頬を引き締め、敬礼した。
…...............…...............…...............…...............….....
サウナの外で飲む、ヨーグルトドリンク
プレーンヨーグルト 100CC
好きな1OO%ジュース 200CC
氷 適量
岩塩 1つまみ
全てシェイカーに入れてよく振る。
………...............…...............…...............…...............
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/5c/9ad34a31c35d67dfe36828274116aa8e.jpg)
王の靴と同じデザインのスリッパ
王の室内履きは革製なのですが、私は革が苦手な為、フェルトで自分用に作りました。
材料
フェルト
キルト芯
キルティングされた布
木綿の布
糸
捨て布、又は紙(型取り用)
紙(型紙用)
道具
お裁縫セット
ミシン一式(手縫いの時は不要)
型取り用の布又は紙で、大きめにスリッポンの型を取る。
スリッポンが無い場合は、スリッパを使い、かかと部分を栗に似た形に作り、爪先部分と繋ぐようにする。
型取ったものをテープで止め、切りながら調整する。
テープを外し、形を整えながら型紙に写して切り取る。
型紙に裏返して写し、両足分にする。
型紙の周囲に1cm足し、表側分としてフェルト、底部分のフェルトとキルト芯を裁つ。
型紙の周囲に5㎜足し、裏側分としてキルティングされた布、底部分のフェルトとキルト芯を裁つ。
型紙の周囲に1.5cm足し、中敷き分として木綿の布、型紙と同じ大きさでフェルトとキルト芯を裁つ。
底部分のフェルトとキルト芯、フェルトを重ねて、縁から5㎜の場所を縫う。
爪先部分のフェルトの爪先部分をぐし縫いし、かかと部分と繋いでから、底部分と縫い合わせる。
同様に裏側も縫う。
表側と裏側を中表にし、返し口を残して履き込み口を縫い合わせ、表に返す。
返し口を縫い合わせ、履き込み口から2㎜の場所を一周縫う。
中敷き用のキルト芯を木綿の布で包む様にして縁から5㎜の場所を縫い、裏側にフェルトを合わせて縁をジグザグに縫う。
中敷きを本体にセットする。
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