松山の打撃は、力強さが最大の持ち味である。
昨日の試合・・・ヒーローは小窪になったが、あの好走塁を演出した?のは、松山のバント失敗である。
あの時わたしは、車でラジオを聴いていた。
解説の得津さんが、松山の打席を迎えたとき言った。
「広島は連敗中ですから、このケースにバントで送ることはしないでしょう。打線も下位に進むのですから、長打が期待できる松山の打撃にかけた方がいいと思いますが・・・」
私もこの意見に賛成であった。
しかし結果はバント失敗である。
チーム事情や監督の采配であるのだから、結果で言っても仕方はないのだが、いまのカープには選手を型にはめてしまうケースを見受ける。
これがうまく機能すれば良いのだが、機能すればしたで、ファンからすれば面白みの欠ける野球になってしまう。
昭和53年のカープ200発打線。
あの時は・・・オールスター明けから快進撃が始まり、後半ヤクルトに敗れはしたが、優勝争いをして大いに広島を盛り上げてくれた。
その後、連覇を達成していく強豪チームになったが、次第に緻密で細かな野球になった。
話が横にそれたが、松山や山本芳彦などの長打が期待できる選手には、細かな野球より持ち味の発揮できる野球をさせてほしい。
確かに野球は、打つだけでないのはわかるのだが、そのためにベンチには控え選手が存在する。
せっかく長打の期待できる選手を起用するなら、5回までは大味な野球を行い、終盤の勝負どころで、機動力やチーム打撃が必要なケースでは、そのような選手を有効に起用していけばと思うのだが・・・