川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

どんな人間になるかは自分が決める

2024年10月16日 | 人間心理・心理学
フランクル心理学の真骨頂。

どんな状況にあっても、
どんな人間になるかは、
あなた自身が決める。
そこに、あなたの自由と成長がある。

ーーーーーー

虐げられても、蔑まれても、被害を加えられても、「被害者」になるかどうかは、自分が決める。

アウシュビッツの収容所でも、典型的な「被収容者」になる人もいれば、自分がひもじいのに自分のパンを分け与えたりする、人道的な、被収容者にならない人も、いました。

フランクルのいう「態度価値」を発揮した人たちです。

何があっても、他責せず、自責して、上機嫌で、生きたいですね。




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アドラー・カウンセラー養成講座を修了しました!

2024年10月16日 | 人間心理・心理学
さらに心理学の勉強を続けます!
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フランクルは超早熟

2024年10月15日 | 人間心理・心理学
『夜と霧』のフランクルは、心理学者として、超がつく、早熟。

以下の、フランクル心理学の基本的な部分(コペルニクス的転回と言われる部分)は、17歳の時に、編み出していた。


24歳の時に、「態度価値」を見出していた。


だから、収容所体験が「きっかけ」になったり、その体験に「基づいて」彼の心理学とかロゴセラピーを編み出したわけでもない。


彼は、ただ、彼が編み出したロゴセラピーが、アウシュビッツ等に収容されるという「極限状態でも効く」ことを、実証したにすぎない。

ーーーーーー

世界の知性の早熟っぷりはすごいですね。

こういう人を見ると、謙虚にさせられますね。

今日も、謙虚に、行きましょう!




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ポジティブな人には攻撃しない

2024年10月13日 | 人間心理・心理学
埼玉県民の人権シンポジウムに出てきました@浦和。

ノンフィクションライターの窪田順生さんが、すごくいいことを言っていた。さすが。

✓ 家庭連合には明るさとユーモアが必要
✓ 「対話」が必要
✓ (差別・被害の)ファクト集めも重要
✓ ポジティブな人には、心理学的に、人は攻撃しにくい

以上、メモ的に取り急ぎ!

特に最後の「ポジティブな人には攻撃しない」ってのは刺さった。何かを批判するネガティブな人に対しては、攻撃しやすい。でも、ポジティブに締めくくる人には、攻撃しにくい。

これはSNSとかマーケティング戦略一般に使えそうです!

小嶌希晶さん、今中カナさん(私とは初対面)とのパネルディスカッションも楽しめました!

私の回答が短すぎて不快に思わせてしまったらすみません、こういうパネルディスカッションでは常に「短く話して、他のパネリストの話す時間を確保する」ことをつい優先してしまいがちで、、、

まだまだ私も力不足です!
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生きる理由を知っている者

2024年10月11日 | 人間心理・心理学
生きるべき理由を持っている者は、ほとんどいかなる事態にも耐えられる

ニーチェ

たまに聞くニーチェの言葉。V.フランクルもしばしば引用した。

He who has a why to live can bear almost any how.

「生きる意味を見出した者は大抵のことは耐えられる」って解釈される。


____________

これを反対解釈すると、「大したことない事態に堪えられない者は、生きる意味を見出していない」ってこと。

些細な逆境に大騒ぎするものは、「生きる目的」を見つけていない者、ということ。

反家庭連合の「被害者」として活動する小川さゆりや鈴木みらいを想起する。

彼女たちが「死ぬときにどう記憶されたいか」「何のために生まれてきたのか」などを自問自答して、生きる意味、パーパス、人生の価値、などに目覚めてくれれば。

端的には、彼女たちが、フランクルの「態度価値」とか「刺激と反応の間のスペース」を学んでくれれば、彼女たちの今後の態度は大きく変わるだろう。


 
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克己の工夫とフランクル

2024年10月11日 | 人間心理・心理学
今年一番のヒットというか発見は、フランクルの「態度価値」。

人生の終焉の、アウシュビッツ収容所での虐待の最中にも、我々は「人生の価値」を発揮することができる。

それは、刺激と反応の間のスペース(こちら )を、自由に、立派に使って、立派な態度をすることで、精神の瑞々しさ、麗しさ、美しさ、たくましさ、レジリエンスを示すこと。

 
この辺の能書きは、百聞は一見に如かず、この映画を観ていただくに及ばない。

普通に考えればネガティブな態度をとるところに、「刺激と反応の間のスペース」を使ってポジティブな態度をとる。

それが「態度価値」。

陽明学好きな私は、この態度価値を知って、咄嗟に、佐藤一斎『言志四録』の

 克己の工夫は一呼吸の間にあり こちら

を思い出した。

ムカつくことを言われたときに、咄嗟に、克己の工夫をして、刺激と反応の間のスペースを優雅に自由に使って、ポジティブな態度に転化する。

これが「態度価値」。

要するに、フランクルと佐藤一斎は、同じことを言っているのだと理解している。

 ※備忘:このブログに「刺激と反応の間のスペース」が初出するのは2016.3の8年半前。
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フランクルのいう「態度価値」

2024年10月10日 | 人間心理・心理学
ヤバい。己の無知を恥ず。

V.フランクルを、それなりに勉強してきたはず。

でも、彼がいう「態度価値」って言葉は最近知りました!

 態度価値(ウィキ)

 こちら(参考記事)

アウシュビッツ収容所の、あの絶望の中でも、前向きな、明るい「態度」を取ることができる。

それも、人間が到達・獲得することのできる、「価値」の一つ。

実際、そういう「態度価値」を達成できた人が、あの絶望の中でも、生き延びることができたそうです。

どんな状況でも、悲観せず、怒らず、焦らず、苦しまず(中村天風みたいだ)、いい「態度」を維持したいですね。

今年の、年末までは「態度価値」が私の中でバズワードになりそうです!

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人生の重荷・逆境に感謝

2024年10月10日 | 人間心理・心理学
『夜と霧』のフランクル研究者で、勝田茅生(かやお)さんっていう、すっごい女性がいる。

彼女のこの本の素晴らしさに驚愕した。

 
↑の本は、アドラー心理学の第一人者の岩井俊憲先生によれば、「必読書」だと。

この勝田さんの本を他にも読まないと、と思って買ったのが、これ ↓


まだ読み途中ですが、いいエピソード(昔話、Anecdote)があったので、取り急ぎシェアします。

▼人生の重荷

一人の年取ったベドウィンが重い病気に罹り、人生には意味などない、と絶望していました。

彼はある日のことオアシスにやって来て、そこに生えている若い小さなヤシの木の傍らを通りかかりました。

この老人はすべてに不満で、何の夢も持てなくなっていたので、大きな石を手に取って若いヤシの木の上に乗せました。

そして「お前だったら こんな重荷をどう克服するか、見てやろうじゃないか」と悪態をつきました。

若いヤシの木は最初何とかしてこの重荷を振り落とそうとしました。風で左右に揺れて長い葉を揺り動かしてみたのです。

けれども何の役にも立ちませんでした。そこでヤシの木はもっと強くなるために地中深く深く根を伸ばし始めました。

そして最後にヤシの根は新しい水脈に突き当たったのです。深いところにある水と、空の太陽のお蔭で、このヤシは普通のヤシよりもずっと強くなり、大きな石を頭に乗せていてもどんどん伸びて行くことができたのです。

数年してから例のベドウィンがヤシの木を見るためにまたやって来ました。そこで彼は特別に丈の高いヤシの木を見ました。しかもその木の頂には石が乗っていました。

風の中で幹を傾けながらこう思っているかのようでした。

「あなたにありがとうと言わなくてはなりません。あなたの乗せたこの重荷は、私が弱さを超えて成長できるようにしてくれたのです。」

(オリエントの話)

____________

とってもフランクル的! 

似たような、マーガレット・サッチャーが好きだった言葉を思い出します。

同じ風に吹かれながら
一隻の船は西に行き
もう一隻の船は東に行く

行き先を決めるのは
帆の張り方であって
風向きではない


この詩は、米国詩人のエラ・ウィーラー・ウィルコックスの『The Winds of Fate』(運命の風)だそうですね。

原文は:

One ship drives east and another drives west
With the selfsame winds that blow.
Tis the set of the sails
And not the gales
Which tells us the way to go.
Like the winds of the seas are the ways of fate,
As we voyage along through the life:
Tis the set of a soul
That decides its goal,
And not the calm or the strife. 

って、エラい文語体でむずい!

同じ風を受けていながら 
一隻の船は東に進み、
別の船は西に進む
行き先を決めるのは疾風ではない
それは帆の張り方なのだ

人生航路を進む時
運命の路は海風に似ている
ゴールを決めるのは 
凪でもなければ嵐でもない、
それは魂の構え方なのだ

この邦訳は取り急ぎ こちら から拝借しました!

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カウンセラーの姿勢

2024年10月07日 | 人間心理・心理学
昨日、ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生に教わった、アドラー心理学のカウンセラーの姿勢。

初級カウンセラーは、自分の訊きたいことを聴く。
中級は、クライアントがしゃべりたいことを聴く。
上級は、クライアントとカウンセラーが、共同して、新たな地平を切り開く。

上級のカウンセラーを目指します!
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西堀方程式

2024年10月07日 | 人間心理・心理学
西堀方程式ってのがある。

京大の、探検で有名な、西堀榮三郎さんの、方程式。

大馬鹿+大物=大仕事。

大馬鹿と、大物がタッグを組んで、大きな仕事ができる。

南極体験をしようとした、白瀬矗は、大馬鹿。
南極が寒いと知らず、暑いと思って、支援した大隈重信は、大物。

それであの大仕事が立ち上がった。

アドラー心理学のカウンセラー講義で、岩井先生の本に書いてありました!


Stay foolish!

 
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カウンセラーは「T型」人間たれ

2024年10月07日 | 人間心理・心理学
アドラー心理学カウンセラー講座で、ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生から、教わったこと。

カウンセラーは「T型」人間たれ。

  • 専門領域には何でも(深く)知っている。
  • どんな領域にも多少は(広く)知っている。
これが「T」型人間。

英語で

  • Everything of something 
  • Something of everything
って言うんですね。勉強になりました!

どんなことにも好奇心を持って、本を読まないといけませんね。
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アドラー心理学必読書

2024年10月07日 | 人間心理・心理学
アドレリアン(アドラー心理学マスター)を名乗るための必読書は、ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生によれば、以下だそうです。

『生きるために必要なこと』
『人生の意味の心理学』
『生きる意味を求めて』
  以上いずれもアドラー著

『アドラー心理学を生きる -勇気のハンドブック』
  ジュリア・ヤン等著

おって買い求めて研鑽します!
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アドラー心理学カウンセラー養成講座

2024年10月07日 | 人間心理・心理学
8日間(いずれも週末)の、アドラー心理学カウンセラー養成講座を修了しました。中央が、ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生。

アドレリアン(アドラー心理学のマスター)がこれで名乗れるようになるのかな。

カウンセラー資格を取ったわけではありませんが、その入り口に立ちました。

原因から結果を考えるのではなく、目的から考える。目的論。

「早期回想」という、10歳までの人生の鮮明な記憶から、ライフスタイル(要するに性格・気質)を読み取る。

心理学といえばフロイトの原因論ばっかりが有名ですが、人間は主体的な目的を持っている。

鬱っぽくなるのも、原因はもちろんあるんだけど、特定の目的のために自分のうつ状態を利用する。そういう側面もある。

これってほとんど「コペルニクス的転回」なんですが、それだけに、アドラー心理学は大いに学びになります。

日本に、世界に、アドラー心理学がもっと広まればいいと思う。

私も微力ながらその一翼を担います!
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依存症になる人

2024年10月05日 | 人間心理・心理学
依存症は、モノに依存する病ではなく、安心して人に依存できない病

松本俊彦

ーーーーーー

松本先生は、依存症で有名な先生。

本来は、人は、安心して、人に依存すべき。人間は1人では生きていけない。適切な時に、適切に、人に頼る。依存する。それが人間。文字通り、人「間」。人は人と人との間にいる。

人に頼り、人に依存することができない人が、依存症になる。

勉強になりました!

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ストックホルム症候群

2024年10月05日 | 人間心理・心理学
ストックホルム症候群。

銀行強盗に監禁された被害者が、加害者の強盗に対して、同調してしまう。

ストックホルムでの銀行強盗事件がきっかけで、この名称になった。

似た事例で、リマ症候群とかある。リマの日本大使館のあの事件でも似たような心理状態になった。

ーーーーーー

要するに、同じ場所に、長期間いると、好きになってしまう。

心理的・精神的な分析はさておき、これって、人間の本能。

同調圧力には、いろいろあって、いい同調圧力もある。

丸1日とか丸2日、同じ場所にいると、同調圧力が働いて、同情する。10年近く前、最高裁判事にもなった大先輩の弁護士に誘われて、そういう自己啓発セミナーに出たことがあった。2日で15万円くらい。

丸2日、一緒の空間にいると、その仲間に、影響される。チームを組んで、ゲーム的なことをすると、仲間と一緒に成績上げなきゃ!ってなる。

そのセミナーは、「同調圧力をテコにして、コミュニケーション能力を開発する」感じだった。「同調圧力を使ってリーダーシップの扉をこじ開ける」みたいな感じ。

私にもこういう経験があるから、「一緒にその場にいるだけで情が移る」って同調圧力のことはイメージできる。

実際、皆様の恋愛体験でも、「たまたま同じ職場だったから」「同じクラスだったから」惚れた、ってのが多いのではないでしょうか。

ーーーーーー

この、「近い人を好きになる」心理状態って、企業でテレワークにするかしないか、にも関係する。

出社すると、同調圧力が働く。チーム感が働く。自分ごとになる。自責する。他者に関心が高まる。

一方、テレワークだと、同調圧力が低くなる。チーム力が弱くなる。他責する。他者に無関心になる。

こう言えないだろうか。

日本でも、アメリカではもっと、コロナ終わって、みんな出社しろ、的になっている。

これって、ストックホルム症候群とかと関連する、「その場にいる人に情が移る」効果から説明できないだろうか。

こういう研究と分析は見たことないですが、きっと探せば見つかるはずだ。


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