半年か1年前くらいから私が言っている「正しさ」と「美しさ」の違いが刺さってきている。
コンプライアンス/インテグリティ研修で、「正しさ」よりも「美しさ/カッコよさ」って喋るようになった。この1年か2年くらい。
具体的には、コンプライアンスが「正しさ」で、インテグリティが「美しさ/カッコよさ」みたいな文脈で。
そしたら、お客さんから「美しさ」ってのが刺さりました、ってご意見を頂戴するようになってきた。この半年くらい。
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半年前に『組織不正はいつも正しい』って本が出た。
それを読んでさらに私は自信をつけ、「正しさは歪み、色褪せる」けど、「美しさは歪まず、色褪せない」って言うようになった。そう言語化できるようになった。
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最近、執行草舟を読んで、さらに言語化ができるようになってきた。言語化が磨かれた。
正しさはヨコ、美しさはタテ。
※ 執行草舟の縦と横は こちら
正しさは、理屈。
美しさは、感性。
「正しさ」なんて、理屈でいくらでも言いくるめることができる。
例えば、会社ぐるみで不正をしているときに、その会社の間違った方針に従うことも、ある意味、「正しい」。組織を守る、上司を立てる、先輩を敬うって意味で。
でも「美しく」ない。
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英語でも、right が「正しい」で、righteous が「美しい」に相当する。
Being right is not enough.Be righteous.
ってのが私の造語。
正しいでは足りない。美しくあれ。
いかがでしょうか。