単に、悪い人を排除する「キャンセルカルチャー」ではない。
当時は悪くなかったのに、後々になって、「あれは悪かった」という、遡及して、悪者にする、
「遡及キャンセルカルチャー」
が広がっている。
例1
小川榮太郎さんがFacebookで書いていた、「(元SMAP中居くんが)示談でお金を払ったのに攻撃されるのはおかしい」
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例2
家庭連合が示談でお金を払ったのに、その支払った金額までを「被害額」として攻撃されるのはおかしい。たしか今も文科省はそういう立場だ。
※ 法律的には、示談金は「解決金」。
喧嘩両成敗とまでは言えないにしても、どっちが悪いとかあえて言わず、早期解決のためにこれでお互い我慢しましょうね、っていう無色透明のお金。
例3
だいぶ昔ですが、グレーゾーン金利が、後になって違法となり、過払金請求がビジネスになった。


シティグループは「日本にはルールがないからビジネスできない」的に非難して、日本から撤退。


※ この山口周さんの本に書いていました。美意識がない。
遡及キャンセルカルチャーがこれ以上広がらぬことを祈る。