人間の輪(わ) バリケイト伊東 国家を超えて、民族を超えて、宗教を超えて、イデオロギーを超えて、人間の上にも人間、人間の下にも人間、人間の中にも人間。人間は肌の色が違っても、宗教違っても、政治体制違っても、職業違っても、収入違っても、能力違っても、人間としては皆平等なのだ。歴史を振り返れば国家至上主義や民族至上主義、宗教至上主義、イデオロギー至上主義は人間に幸福をもたらしてない。主義自体が人間を置き去りにして暴走してしまう。どんなにか偉くても人間は呼吸する、食べる、うんこ出す存在なのだ。生きる人間、生活する人間に寄り添い救済する事を忘れて、様々な至上主義が人間を苦しめる。原点に戻らなければならない。我々人間はアフリカ生まれで、共通の遺伝子を持ってるのだ。人間、みな兄弟なのだ。それなのになぜ、憎しみ合い、殺し合うのか。一言で答える事は難しいが、人間の中に答えがある事は確かだ。今、世界が求めてるのは、様々な至上主義を超えた人間至上主義だ。人間愛だ。愛する事を復活させなければならない。人間の上にも人間、人間の下にも人間、人間の中にも人間。