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表現の不自由展、脅迫 バリケイト伊東

2021-12-06 12:40:31 | 政治

 表現の不自由展の主催者側の女性を脅迫したとして、40代の男が公安警察に逮捕された。死人が出ても不思議でないというメールだ。殺害を予告するような内容は、表現の自由展をやめさせたいという思いなのだろう。東京での開催も中止に追い込まれてる。開催するところどこに行っても、右翼などの反対派が押しかけ妨害行為をしている。作品内容が慰安婦の少女像とか、昭和天皇の写真を燃やすとか、右翼の連中の感情を逆なでするようなものばかりだ。主催者側の狙いは、妨害行為される事を最初から想定しているのだろう。作品はえさだ。反対派がえさに群がってくる。自由に表現活動ができない日本の現状を内外に知らしめるにはいい。中止に追い込むような卑劣なやり方には、許せないと思うと同時に、日本の表現の自由の寛容度を見る思いだ。日本では、真の表現の自由はない。妨害行為によってアート展が中止に追い込まれる国なのだ。ドイツでヒットラーの残虐行為の写真展をやっても、ネオナチが押しかけて中止になる事はない。警察も市民も反対派から展覧会を守るだろう。今回、警察が逮捕に踏み切ったのは、かなり従来の方針より変わった。岸田政権になって警察も殺害予告するような連中を見逃せないと、思ったのだろう。安部政権なら警察も逮捕しなかったかもしれない。日本では、表現の不自由展が表現の自由展になる日はいつなのか。当分、政治的作品には表現の自由は与えられない。