石破総理とトランプとの会談が成功に終わったと報道される。さぞかし石破総理も怖かっただろう。一方的にしゃべられて終わりではなかったようだ。懸案の日本製鉄のUSスチール買収問題は、買収でなく投資と言葉を変えられた。トランプも納得したようだ。尖閣諸島の防衛もアメリカ側から確約を得られた。関税については未定だ。日本だけが特別扱いを受けないであろう。メキシコやカナダは25%の関税をかけられた。トランプと会談を望む政治家や経営者は数多い。石破総理が早い段階で会談を成功したのは、安部元総理との関係が効いている。トランプと安部は馬があったようだ。親友とも言える関係で日本に悪いイメージを持ってないのだろう。一般的に欧米人は日本人をミステリーな民族とみている。神社、寺、お祭りなど観光で見られるような物が日本を代表しているわけではない。日本は資本主義の国であり、高い工業生産性に裏付けられた国なのだ。対米投資も日本はずば抜けている。石破総理は今後150兆円もアメリカに投資すると言った。アメリカにすれば農産物の輸出の国としか思われないのが不満であろう。アメリカ車は日本では目にすることはほとんどない。兵器においては最新戦闘機、イージス艦などアメリカ製が目白押しだ。民間飛行機もアメリカ製がほとんどだ。トランプもこのあたりの事を問題視しているのだろう。もっとアメリカ製の商品を買ってくれと言いたいのだろう。石破総理は帰りの飛行機の中でニコニコでっあっただろう。会談前まではビクビクしていただろう。通訳を介して話せたのはいい。英語圏の国の政治家は、直接英語で話さなければいけない。トランプの口からくそ野郎とか直接言われるかもしれないのだ。トランプと直接話せる日本人は何人もいない。ソフトバンクの孫さんぐらいか。まあ、会談は成功なのだろうが、世界情勢はどうなるかわからない。日本のあくびが出るような平和マンネリ病は異常なのだ。世界はトランプと供に動く。何をしだすかわからない。日本にとっても、世界にとってもトランプからは目を離せない。変な方向に行かないように祈るだけだ。平和、豊かさ、安全の世界を望む。