千代の思いやり弁当

千代は毎週日曜・祝日107歳のお向かいの方へ思いやり弁当をお届けしていました。悲しい事に11月9日旅立たれました。

10月13日 いつ七日(三十五日)

2011-10-13 14:14:38 | 日記
「早いですね。もういつ七日ですね。」
「ほんとですね。」
「一年なんてすぐですね。」
お参りをしながら義理の妹様と話しました。

「今 お位牌の打ち合わせに業者さんが来られていたんですよ。」
白木の位牌から塗りの位牌に四十九日から変わるそうです。

四十九日が亡くなった時には遠い先のようでした。
こうして七日七日のお参りをしていくうちに私の気持ちも少しづつ癒されてきました。
妹様と話をしていても涙がでなくなりました。涙ぐみはしますが。
「姉は自分の病気を受け入れていませんでした。」
「博多座や博多シティ・熊本城行きたかったでしょうね。」
「8月、天草に行きたそうでした。」
本当にどこへでも出かけました。私が誘うと江戸が長崎でも出かけましたね。
私の出張の途中でもよく合流しましたね。
郡上八幡・犬山城・新潟・新発田・佐渡懐かしいです。
涙がでてきます。
「今度はだめかもしれない。」と姪ご様に話したそうですね。
私はもう一度家に帰られるのではないかと思ってましたよ。


先週は裁判所で遺言書の検認があったそうです。
「やはり公正証書を作っておいた方が簡単でよかったです。」
「なかなか素人は公正証書までとは考えませんよね。」
弟に弟に残したいという彼女の遺志は伝わったようです。

今日は秋の果物を仏様にお供えしました。


コメント
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