千代の思いやり弁当

千代は毎週日曜・祝日107歳のお向かいの方へ思いやり弁当をお届けしていました。悲しい事に11月9日旅立たれました。

2月12日 続いて葬儀受付け

2017-02-12 20:18:23 | 日記
昨日の通夜に続き
今日は本葬です。

11 時開始なので受付は 10 時集合です。
昨日ほどではありませんがやはり寒いですね。

昨晩の送迎バスから降りた方が

「皆さんお通夜だけみたいです。
明日の葬儀の送迎バスは私だけのよう。」

受付の I デパート役員様が

「葬儀の参列者がおられるか心配ですね。
皆さんお通夜だけのようです。」

受付でぼそぼそ話していると
八幡西区や戸畑区の遠方の方が
来られ少しほっとしました。

高齢の方のお葬式はお友達も先に亡くなられ
子供さんも地元にお住まいではない場合
参列者が心配ですね。

お葬式を和やかにしてくださったスターはこの子供さんです。



お寺様の子供さんで1歳半
黒い袈裟に着替え長靴を履いて
葬儀場を走り回っていました。

葬儀が終わり、ご家族親戚の方とのお別れの間
ロビーで飲み物をいただいていました。



係りの方が 103 歳様のご健在ぶりに驚いてました。

「奥様が 100 歳でご主人様が 103 歳は当方では初めてです。
そのご主人が葬儀の打ち合わせをなさるのでびっくりしました。」

「そうですねえ。ふつう 103 歳となれば
子供さんたちにお任せでしょうからねえ。」

もっと驚いたのは、出棺の時喪主がご挨拶をされました。
腰かけている 103 歳様にマイクを近づけると
「いや、」と、手で制し立ち上がられました。

お参りのお礼を述べられ、更に

「生あるものは全て死があります。
お参りくださった方々、今日を仏縁と思われ
一日一日を大切に生きられてください。
これからも亡くなった者同様のご厚誼を
お願いいたします。」
と、

大きな声ではっきりと述べられました。

なんと素晴らしい言葉と、
思わず涙が流れました



帰ってお留守番をしていた生ある者が



昼寝をしてお迎えしてくれました。



寝ぼけた顔です。

下に降りて来たときは少し ましな顔になってました。



これでは到底犬の103歳にはなれないでしょうね


コメント
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