100万パワーズ日記

100万パワーズがあなたに幸せをお届けする

移動は走って

2009年03月03日 | SATORU
3月2日。つまり昨日は相方の引っ越しの手伝いをする事になっていました。
引っ越しの手伝いの報酬はうどん1杯です。
相方が大阪から持ち帰った荷物を実家で下ろすのを手伝うと言うもので、作業の前にうどんを食べに行こうなんて言っていたので自分は朝から何も食べずに待っていました。
が、自分が13時に相方に電話するとまだ相方は垂水辺りで、お腹の減り具合が限界の自分は少しイライラしていました。
その上クズの相方は「人数おるし、普通にさとるさん要らんわ。君は要らん子や。必要のない子や」なんて言うので自分は本気でキレそうでしたが「もう行かへーん」と女子みたいにポップに声を出していました。
ただ相方は「引っ越しにはさとるさん要らんけど写真は欲しいなー」なんて言うので、引っ越しの現場に行く事にしました。
自分は引っ越しをするのにジャケットにハットと普段は着ないのに敢えてフォーマルな格好をすると言う小さいボケをしていました。
2時頃に相方から連絡がありました。
どうやら大阪からワザワザやって来た同居人達の為に西脇の名産?である播州ラーメンを食べに行くみたいでしたがトラックでは駐車場に入れない為、自分のラシーンに乗り換えてラーメン屋に行く事にしました。

今回自分達が向かったのは西脇で1番メジャーな播州ラーメンのお店大橋ラーメンです。
因みに大橋ラーメンの娘さんは自分の同級生です。
播州ラーメンと言うのは甘口のスープが特徴的なラーメンです。ネット上ではりんごの味がするなんて書かれていたりしますが、それは大げさで別にそこまで甘くありません。
店内には色々な人のサインが飾ってありました。
自分はお腹が一杯だったのでラーメンは食べませんでした。
3人は仲良くラーメンをすすっていました。
相方の同居人の女の子の方は「思っとったより甘くない」と言っていました。
そうです播州ラーメンは甘い甘いと言ってもさほど甘くはありません。スイーツの様な甘さではなく、ラーメンにしたら甘いと言う位でとらえて頂きたいです。
3人がラーメンを食べ終えるとトラックの所まで戻りました。

トラックは3人乗りで、自分は荷物と一緒にトラックの荷台に乗る事になりました。
荷台のドアを閉めると中は真っ暗でと言うよりは闇で、数センチ前にある自分の手さえ見えない感じで、そしてめちゃくちゃ寒かったです。

密航者の気分です。

自分は相方の実家に着く20分間ほどのあいだ闇の中で、何かに座り、ただただ揺られていました。
やがてトラックは相方の実家に着いたのか止まり、観音開きの重々しいドアが開けられました。
闇の中に20分いた自分には外の光はあまりに眩しかったです。
そんな自分の密航者みたいな様を撮ると、今度はトラックの前で相方と同居人の3人を撮りました。
写真を撮り終えると引っ越しの始まりです。
自分は自慢の軍鶏の体を生かし、常に移動は走り、常に重い物を持っていました。
それはもう桜木花道もビックリの運動量です。
同居人の男の子もしっかり働いていましたが、彼の彼女は少し軽い荷物を運んだだけで、後は相方の実家の押し入れで寝転んでいました。
何か彼女はマンガに出て来そうな可愛らしい性格をした女の子だと思いました。
彼女は別に引っ越しをそこまで手伝いませんでしたが憎めない感じです。
彼女の雰囲気や性格がそうさせたのでしょう。

かもくで働き者の彼氏に、何だか可愛らしいマイペースな彼女。
やっぱり良いカップルだと思いました。

引っ越しはスグに終わり、引っ越しが終わるとスグに相方の家を後にしました。
何でもレンタカーのトラックを20時までに返さないといけないみたいで急いでいたみたいです。
自分はまたトラックの荷台に乗せられ闇の中で孤独な20分間を過ごしました。
闇から解放されると、大阪に帰っていく彼等を見送りました。

この日から自分は抜群に体調が悪く、起き上がろうと少し力を入れたり、まばたきすると意識が飛びそうになります。
本気でどこかガッツリ患っていそうです。
少し死の気配すらします。
どうせ患うなら面白い病気が良いです。
鳥インフルエンザなら良いのに。
写真は大橋ラーメンにて相方の同居人カップル。彼等は麺類が似合います。

ピースフルヘタレボーイ

2009年03月03日 | SATORU
3月1日つまりイベントの次の日です。
朝から自分の携帯にはメールやら電話やらが大量に押し寄せました。
大学の友達からです。
この日は大学の再テストの発表日か何かで、みんな自分を頼って電話やメールを送って来たみたいでした。
このブログを読んでいる中学や高校の友達なんかは自分のだらしない感じを知っていると思うので、さとる君を頼りにするてどんな大学やねん。世も末やなーなんて考えているかも知れませんが、大学での自分のプレイスタイルは至って真面目です。
そして自分は人脈を活かしたパイプ約的なポジションにあるので、みんなテストシーズンになったりするとやたらメールやら電話やらをかけて来ます。
正直な所ちょっと面倒臭かったりします。
あと自分は最後まで20単位も残すと言う、いかついプレイスタイルで沢山の資料を持っていたのも理由の1つかも知れません。
大学を卒業すれば恐らく一生出会う事も無く、「資料とか無いわ」と言えばスグに済む話しですが、自分はノーと言えない典型的な日本人で、且つエンターテイナーな故に色んな友達にメールや電話を返し、みんなが卒業できる様に本当に色々出来る限りの事をしました。いったい何時間使った事でしょう。
自分の優しさ溢れるプレイスタイルは最早、宗教法人としても認められてもいい位です。
ただ自分の今みたいなスタンスでは社会に出ると嫌な仕事ばかり押し付けられて出世しない事間違いなしです。
以前相方もそんな事を言っていました。

夜は自分を追い込むべく早速行動に移しました。
ショップ店員に告白をする事に決めたのです。
自分を更に追い込む為に相方に電話して、今からショップ店員に告白しに行くとの旨を伝えました。
相方が今回は電話では無く、ショップ店員に直接会って気持ちを伝えるべき、オサレ創作料理店に行って来よし。みたいな事を言うので自分はオサレ創作料理店に向かう事にしました。

彼女がこの日、仕事に17時入りなのは知っていたので早くて24時には仕事が終わるだろうなんて思い23時には家を出ました。

彼女に何て気持ちを伝えようなんて考えていると、あっと言う間に30分経ちオサレ創作料理店に着きました。
いつもの様にオサレ創作料理店の向かいのコンビニに車を止めました。
そこでフと我に帰り考えました。
何でオサレ創作料理店に来たのだろうと。
見た目はイカツくても心はOLの自分は1人で飲食店に入る事が出来ません。
しかも深夜23時半に1人でオサレ創作料理店に行くなんて普通に考えて気持ち悪いです。
しかもオサレ創作料理店内で気持ちを伝えるなんてどう考えてもオカシイです。
しかも財布を見ると財布にはお札が1枚も無く、小銭しか入っていませんでした。
これではオサレ創作料理店にも入れません。
オサレ創作料理店の向かいのコンビニでお金を卸す事が出来れば良かったのですが、自分は郵便貯金なので深夜帯にお金を卸す事は出来ませんでした。
前日イベントでアホみたいに何杯も烏龍茶を飲んだ自分の愚かさをたたりました。
全く自分はいつもタイミングが悪いです。

オサレ創作料理店の向かいのコンビニで彼女の仕事が終わるのを待とうか?なんて考えも浮かびましたが何かストーカーみたいで気持ち悪いと思いやめました。
そんなこんなで、色々考えている間にショップ店員の仕事が終わって彼女が店から出て来たら、それこそ最悪だと思い、オサレ創作料理を写真に収めると向かいのコンビニで、お弁当を買って西脇に帰る事にしました。
最初から彼女には9割フラれるだろうなんて考えていました。
そんな事を考えながらコンビニで会計をすると合計金額が666円になりました。

フラれる確率が9割から10割に変わった瞬間でした。

666はキリスト教において獣の数字とされていて、俗に悪魔や悪魔主義的なものを指す数字とされています。
簡単に言うたらめちゃくちゃ不吉な数字と言う事です。

エピソード的には少し面白いのかも知れませんが普通にシケました。
全く自分はタイミングが悪いです。

そんなこんなで彼女に「仕事終わったら連絡下さい」とメールを送ると、また30分かけて西脇に引き返しました。

実家を出る時に親と少しケンカしたので家に帰り、彼女から連絡があり、また家を出るとなるとまたケンカになりそうなので、自分は西林寺にラシーンを停めて色々考えていました。
西林寺と言うのは、小学校の時に遠足なんかに行ったりする公園みたいな場所で、春になると桜が咲き乱れ、西脇1の花見スポットになる場所です。
なぜ西林寺にしたかと言うと、夜には誰もいない、且つ彼女の家からそんなに遠くないと言う理由からです。
自分は西林寺で彼女に想いを告げようなんて考えていました。

深夜1時半頃に彼女から電話がありました。
彼女は「仕事終わったでー。何しとん?」と言いました。
自分は「話しがあるねん」と言おうとしましたが、話しがあるねんと言えば、彼女は自分に告白されると気付くだろうし、変に身構えられて空気がグダグダになりそうだと思い、「おもしろ企画するから西林寺集合な」と言いました。
彼女は「誰とおるん?何するん?」なんて言っていましたが自分は「それは言えんわ」と言っていました。
やがて30分もすると彼女がやって来ました。
自分は彼女の車の助手席を開けると「乗って良い?」と言い彼女の車の助手席に座りました。
彼女は「一人なん?」と言いました。
自分は「最近話しとかあんましてないなーと思って。おもしろ企画とか言うてごめんな。」と言いました。
何か少し変な空気になりました。
空気を戻そうと自分はどうでも良い話しをしました。
それから30分位どうでも良い話しが続きました。自分はタイミングを見計らって想いを告げようなんて考えていましたが、何かもうそんな空気じゃなくて、深夜だし、彼女も仕事終わりで疲れているだろうと思い、急に「と言う事で帰ります。御足労ありがとうございました。」と軽く会釈しました。
彼女は御足労の意味が分からなかったみたいで、自分は御足労と言う言葉の漢字と意味を彼女に伝えました。

そんなこんなで彼女の車を下りると、彼女の車の後ろに付き帰りました。
オサレ創作料理店の移動も含め3時間待った挙げ句、何も言えないまま30分だけ話して帰る。意味が分かりません。アホです。

ただ彼女は深夜に呼ばれて30分どうでも良い話をしただけで自分以上に意味が分からなかったと思います。

自分は、「わざわざ御足労いただきありがとうございました。仕事終わりで疲れとるのに面倒臭い感じでごめんな。でも何か話出来て良かったです。
おやすみなさい。」
とメールを送りました。
彼女からは「全然御足労じゃないですよー。
ほなら明日ひっこし頑張って。おやすみー」とメールが来ました。
やっぱり彼女は優しいです。
そして御足労の使い方が可愛らしいなーなんて思いました。

自分は何か申し訳なさや、自分の不甲斐ない感じがやり切れなくて国道175号線をただただ真っ直ぐ走り、明石の海を見て帰りました。
何か泣けて来ました。
そんな3月1日の出来事です。

写真はレシート