羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

家族ノカタチ

2016-03-14 17:27:09 | 日記
日が開き過ぎるのはよくないぞ、遅いぞ、サボりなの? という感じなので翌日に書いてゆく事にしました。今期終わりですけどね。ともかくっ! 今回はようやく、ホントにようやく大介と葉菜子が互いの恋心を自覚して確認し合う展開になった。序盤のノリならもっと早い段階で丁々発止のやり取りを繰り返しつつ、恋愛自体はサクサク進むのかと思ったらホームドラマ要素がガッツリあり、また二人がわりと早い段階で気心は知れてそこまで争わなくなったから、恋の始まりに到るのに最終回手前までかかってしまった。
拗らせ中年男女の物語と高齢の親とワケありシングルマザーと持病を持つ女性と、連ドラ4本分の題材を纏めて取り扱ってるから一個一個処理するだけで大仕事になった。またエピソード処理自体はかなり丁寧だからさ。ビアバーで大介に高瀬が『取説』を伝授してからベランダで葉菜子が花の鉢を持っているシーンの繋がりとか丁寧で綺麗。葉菜子のような人が花をやや不器用に育てている姿がホント綺麗。「私、好きなのかな?」と人の好い高瀬に気付かされ大介を探し出した葉菜子に諭され、大介が肩に置かれた手を払った流れで抱き寄せるとかもいいシーンだった。だが処理すべき懸案がここまで多かったから、次でもう最終回だ。
やっぱり連ドラ1本で同じボリュームで同時に余裕をもって処理できる題材は最大でも3つくらいなのかなぁ。ここにきて佐々木の恋とかもちょっと面白そうだったり、葉菜子の恋を見守る田中莉奈や高瀬の様子も中々で素敵ではあった。結局、恋愛やコミカルさに特化する物語ではなかったが、主役二人が軽く揉めつつも身近な人々との関わりを見直し暖かく受け入れてゆく結末となってゆくようだ。もう今回の時点で恵の出入り何かもフリーになり、葉菜子も普通の三十代の働く独身女性として落ち着いてきてたから長いエンディングの導入のようでもあった。