野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

サギソウ舞う

2010-08-17 | 植物園
 サギソウ祭りが8月の5日から8月31日まで開かれているというので、うだるような暑さを押して昭和記念公園を訪ねた。盛夏のこの時季は園内にあるプールを除いては、休日でも閑散としていて幾分救われる。所用があったので普段は使わない立川口から入園した。



 やや終わりかけのユリの花の群生




 すぐ近くに咲いていたナツズイセン



 同じくユリ科の、こちらはタカサゴユリだろうか。最近道路わきで大量に繁殖しているシンテッポウユリは花弁の外側に赤い筋がない。



 水鳥池まできたのカルガモたちも猛暑で動きが鈍い。池の縁を彩るミソハギの群生もそろそろ終わりの時期のようだ。



 見上げるとイチョウの枝先には銀杏がびっしりとなっている。



 同じ木の実でもこちらの朴の木の実はとても大きく、荒々しい。



 池のそばで本日のお目当てサギソウを見ることができた。






 ラン科でミズトンボ属の多年草。湿地に生え花茎は20~50cm。



花言葉は「清純」、「無垢」この辺は容易に想像がつくのだが、「しんの強さ」、「夢でもあなたを想う」というのもある。




 鉢と背景となる色板を貸していたので、係りの人にお願いして借りた。









 サギソウ祭りの時期には渓流広場やトンボの池、蓮池などでもサギソウが植栽されている。たくさんの人で賑わうプール付近からバーベキューガーデン方面へ移動。何時もハーブガーデンとなっている所が今年はヒマワリが植えられていた。



 八重咲きのキキョウ



 渓流広場のレストランで昼を兼ねた軽食をとった。
トンボ池のサギソウ









 この後はこもれびの丘へ
 ウバユリ



 こんなに暑いのに季節はもう来たるべき秋の花を準備し始めている。

アキノタムラソウ



 オミナエシ




 キツネノカミソリ



 続いて隣接する日本庭園へ




 ギボウシ



 ニイニイゼミ




 カイツブリの幼鳥



ベニシジミのツーショット



 トンボも多い。ショウジョウトンボ




 アキアカネの雌雄






 
 そしてチョウトンボ




 いつも人でいっぱいのみんなの広場は、人が少ないのでよけい広く感じる。



 最後はハーブ園付近の蓮の植えてある所。ここでもサギソウが見られる。






 ミソハギ越しのサギソウ



 暑い中、日陰を選んでは水分補給して小休止といった感じで2時間ばかり歩いたのだが、それでも日射病寸前といった所だった。この猛暑、一体いつまで我慢すればいいのだろうか。