野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

多摩川散策

2012-12-07 | 探鳥

 初冬の夕暮れのひと時、多摩川是政橋付近を歩いた。

 

 向こう岸(川の右岸)にわたる。橋の上を幾分冷気を含んだ風が吹いている。

 

 すぐ傍に中央線の鉄橋がある。

 

 堤防

 

 流れの中にアオサギが一羽

 

 コンクリートの上にはマガモ

 

 その向こうにいるのはコガモの群れだ

 

 さらにその向こう中州の岸にコサギがすうわ群れを作っている。

 

 近くに来た釣り人に驚いて飛び立った。

 

ススキももう綿毛となって散り離れ始めた

 

 交通公園の観察小屋にはいつも数人のバードウォッチャーがオオタカを観察している。

 

  彼らの胡散臭げな表情に辟易し、また薄暗くもなってきたので引き返すことにした。

 対岸にダイサギの大群がいる。

 

 

 日が傾きはじめ、ススキも黄金色に輝き始めた

 

 さまざまな仕草や表情を見せてくれ、いつまで見ていても飽きない雀の群れ

 

 

 カヤックの練習風景はここでは初めて見た。

 

 焼却場

 

 

 水面にも光が乱舞し始めた、ほんのひと時だけのショーだ。

 

 その輝きもつかの間、世界は色と光とそして熱を失っていく。

 

 東の空に満月が登り始め、そしてその上を沈む日の残り日を受けた飛行機が飛び去っていく

 

 

 日が沈んだばかりの西の空には、富士が大きな影絵となって浮かび上がってきた。頻りに鳴き交わしながらその向こうに鳥が帰っていく。

 

 

 月もすっかり上りきったようだ。川面を吹く風が体の熱を奪っていく。

 

 姿を消した鳥たちのように、私も塒へ戻る時が来たようだ。