いよいよ団体交渉の決裂で裁判になてゆく過程で、弁護士から今までの経緯と自分の感想をできるだけ詳しく、陳述するつもりで書いてみてと乃話で、私は出来事すべてを書きだしました。
以下がそのままの生原稿になります。
色々な思いを込めて書きました。
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陳述書
平成26年4月20日
〒607-8186
京都市----------------
廣田明雄
この陳述書に書く内容は、再雇用の堅い約束の実行をお願いしたいと強く念じていますが、どうしても株式会社石長の返事は、断じて再雇用はしないと言われております事を書きます
再雇用をしないと言うのなら、あの時の「約束するから。」「わしらが証人やから。」と言って私に退職届を書かせた事はなんだったのかと思います。
私も会社の総務部長が「約束する。」「保障する。」と言って「一応の形だけで退職届を出したらどう。」「一旦退職届を出して、すっきりした形で治療をしたらどう。」などと言われたら信用せざるを得ないし、会社の意向やからといわらたら従わざるを得ないし、そこまで言ってくれるならと退職届出しました。
なのにどうしてこのような理不尽な事をと言う思いでいっぱいです。
私は平成25年4月18日に125CCのバイクで会社に向かう通勤途上で、一旦停止を無視して飛び出してきたワゴン車を避けようとして転倒してしまい、救急車で山科の音羽病院へ運ばれたのが、この訴訟の始まりになります。
勿論相手の過失が甚大でこちらには非がないと警察でも言われています。
さて、この事故で音羽病院で入院して最初に診断書を救急の清水先生に作成してもらったのです。内容は「約6ヵ月間の治癒期間を要する見込みである。」と言うものでした。
事故の見舞に来てくれた同僚の○○副支配人にこの診断書を預けて、会社に提出してもらうようにお願いしました。
のちにこの診断書を楯にとって三○総務部長は6ヵ月間の・・・と言う言葉で巧みに私を誘導して休ますようにしたとしか思えません。
5月7日に私は診断書を会社に提出しています、内容がこの事故で「一ヵ月の安静加療を要する」と言うものです。ですから5月18日には職場に戻れると考えておりましたが検査があったりリハビリが続いたりでなかなか思うようにはいかなかったのですが。7月11日に会社で三○部長と話したところ出勤できるなら診断書を出すように指示があり26日から出勤したいと話してその日は終わりましたのですが、その翌日7月12日付けの診断書で軽作業なら可能との許可が出ました、勿論自分の今までしてきた仕事内容を先生と相談し作成してもらったものです。喜んで13日には会社に行き提出して、改めて26日から出勤しますと総務や皆に話していました。(誰に話したかは覚えていません)
その後、26日に会社に出勤して社長に「ご迷惑をおかけいたしましたが、今日から働きますのでよろしくお願いします。」と言ったところ、「聞いてない。」
「それより、机を明け渡して○○副支配人に業務引き継ぎをしてくれるか。」
と言われてしまし、ただ茫然としていました。何があったのか、何が起こったのか、理解できずに居たのですが、社長の言葉です、ハイと返事せざるを得ないのです。なんと、惨めでした、本当に惨めでした、やっと仕事に戻れると家内にも話して喜んでいたのに、力が抜けてしまいしばらくは何も考えられないで座っていました。
実は、妻は一昨年、平成24年に喉頭がんになってしまい入院治療をしてやっとの思いで家での生活に戻れるまでになり仕事もおぼつかず、収入も傷病手当だけになってしまい、どうしたものかと思っていた矢先にこの事故を起こしてしまい、踏んだり蹴ったりの年になってしまいました、家内の事は癌で入院して治療しているなどとの事は、会社の中では報告しているので知っていますし、その事を分かっていてこんな仕打ちをするのかと感じています。
過去にさかのぼって会社側が気に入らないことと言えば、私の前妻との離婚の時の慰謝料や養育費の給料差し押さえが会社にあって、迷惑をかけてしまったこともあります、この内容は離婚後私の親が私の代わりに支払っていたお金を養育費だと認めずに、二重に請求してきた事が原因なのです、勿論この件は平成24年に裁判で和解が成立し解決済みです。
こんなことで1年半にわたって供託金を納めてもらっていたので本当にすみませんと深々と頭を下げてお詫びをしていた事ですし、分かったからとも言われていた問題ですが今となってはこの事も関係しているのかと思えます。
でも私自身は仕事をしたい、今なら今までしてきたデスクワークならPC相手ですので十分出来ると考えていますし、お医者さんも大丈夫とおっしゃっていただいているのです。なのに何故なのか解りません。
7月29日に、三○総務部長に会社に出てくるなと言われてはいたのですが、社長命令の引き継ぎがあり五日間は会社に出勤しました。
7月に14日間の出勤をしています、勿論会社命令ではありません、がこれは私が考え、会社で滞っている仕事の処理や、今の状態をベストにするためにどうすればいいかを実行したつもりでした。
今までの会社では、毎日の時間の使い方は、自分自身の裁量で考えて行動することになっていました、入社してからの20年間と言う時間は、どんな時も時間の管理は自分でしてきましたが、それを会社や上司から一度たりともとがめられたこともありません。そして何時も私自身が管理していました。
ただ、会社の為に1日10時間の仕事を続けて来た事が、振り返るとサービス残業となどは一度も思ったことはありませんでしたが、それも会社の為、お客様の為、しいては自分の成長のためと考え、文句もなくひたすら守って来ました事でした。
そんな私に対して、何故なの、どうして仕事が10時間なのかと聞かれ、残業の話が頭の中をよぎりました。同じ職場では当たり前の事になっていましたし、これで良いのだと思ってきましたが、良く考えるとちょっと違うなとも思えてなりません。そんなことまでも頭に浮かび、心に風穴を開けてしまったように感じます。
8月26日に三○総務部長に仕事をしたいと話に言った時も、今を思えば6カ月の休職期間で身体を治してから考えるように言われました。
どうして仕事をしたらいけないのかと思いましたが、威圧的な話し方は到底太刀打ちできるものではありません、ただ「はい、はい、」と聞いているしかありませんでした。
10月10日に肩の手術の診断書を提出しました。
するとどうでしょう、手のひらを返したように退職届を書いたら再就職を約束するから出しなさいと言われました。
「一旦身を引いた形にしてゆっくりと治してから再雇用を約束されているのだから安心して治療に専念しなさい。」と言われ、即答できない私は保険で弁護士特約が付いていたので交通事故の弁護士に相談しましたところ、会社として文章として再雇用の約束をしてもらうようにとアドバイスをもらい、後日その話を三○総務部長に話すと、そんな水臭い事、社長もそこまではしなくてもいいのではと言っていると言われました。再雇用の時にぎくしゃくするのと違うかとか、そこまで要求したら会社とうまくいかない、とまでにおわして話をされ、退職届を出すことになったのです、勿論再雇用の約束がある事が約束されていると信じていたからこそです。
会社の皆には手術が終わって元気になったらまた帰ってきますのでと挨拶をして、入院生活に入りました。
2月14日に退院と再雇用のお願いに行った時も、「会社は再就職してもうたらええ。」と言っているとはっきり私に言っていたのに、17日の朝いきなり三○総務部長から電話で「あんたの再雇用はなかったことになったから、会社として認めんと決定したからつたえておくから。」と言われてしばらく唖然としていました。
あれほど約束したのに、保障すると約束すると自分で言っておきながらどうしてそんなことが言えるのか、私の事をだましたな、嘘をついたな、としか考えられませんでした。
再雇用を約束してくれたから書いた退職届も何だったのか、退職金も振り込んだからといきなり言われた訳がやっとわかった気がします。
どうしたらいいのでしょうか、家内は喉頭がんで苦しんでいます、傷病手当も期限が過ぎ今はない状態です、私はやっとこの裁判をきっかけに生活に必要なお金稼ごうと言う気になりました、待っていても石長での再雇用があるとしてもいつのことか分からないのでは不安でしょうがない気持ちです。
ただ、この58歳と言う年齢では雇ってくれるところもなかなか見つかりません。
どんな事をしてでも仕事を探して、生きてゆく事を考えながら、石長を一生恨んで生きてゆく事になるのかもしれません。
今回の事があって今までの仕事仲間に話をしてみて、同じような目に逢っている人もいたようです。
団体交渉の中でも会社の都合と私のプライベートの問題があって、再雇用が出来ない訳は話せないとの一点張りでした。
どうしてそんなウソまで付いて逃げているのか、はっきりさせたいと思います。
どうか、私の受けた仕打ちに対してご理解いただき、ご配慮いただける事を切にお願いいたします。
そして、どうしてうそをつくのかを追及していただければ幸いです。
以上
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