「渡良瀬川」左岸沿いに進む。
「取水堰」。
渓谷が続きます。
すばらしい渓谷美が続きますが、かつては足尾銅山からのひどい汚染水が流れていました。今は、澄んだ流れに。
河川の氾濫などにより、大量の鉱毒が下流の広範囲の田畑に甚大な被害を与えました。
集落に近づきます。
「原向(はらむこう)」。
栃木県に入って最初の駅です。
足尾町には山歩きをするには格好の場所がたくさんあり、初心者から健脚者まで楽しめます。備前楯山、庚申山登山は原向駅からのアプローチがよく、道標も整備されています。
駅を降りて庚申川に沿って北(銀山平)に登って行くと、2017(平成29)年にリニューアルした国民宿舎「かじか荘」・庚申の湯(日帰り入浴可)があります。
危険! サル出没中
女性や小さなお子さんは特にご注意下さい
・目をみつめない・物を与えない・威嚇しない 日光市
庚申川。
この付近から、わたらせ渓谷鉄道線は、再び、右岸沿いに進みます。
振り返る。
「古河機械金属(株) 足尾事業所 技術課」。「旧足尾銅山」「古河」関連の施設が増えてきます。
右手が「足尾銅山通洞選鉱所」跡。
「古河機械金属(株) 足尾事業所 鉱務課」。
「通洞変電所」。
変電所は、発電所から送電された電気の電圧を適切な値に変え、必要な所に配分する役目を果たすものです。昭和46年の記録によると、足尾銅山は使用する電力の全量を古河鉱業日光発電事務所(平成15年に古河日光発電株式会社)に所属する5つの発電所(馬道発電所・細尾発電所・上ノ代発電所・背戸山発電所・神戸発電所)によって賄っています。そしてこれらの発電所より、日光足尾2回線、神戸足尾1回線の送電線を経て、通洞変電所・本山変電所・間藤変電所で受電し、それぞれの受持電力使用箇所に送電されました。通洞変電所は、足尾銅山関連施設の多くが廃止され、また取り壊されている中で、現在も足尾地域に電力を供給(東電が古河の施設を使用して各家庭に送電)していると同時に、電力需要の拡大に伴う増設・改変の歴史を伝える貴重な施設です。(「日光市」HPより)
「通洞大橋」が右手下に。
足尾の町が眼下に広がります。