前回 帯締めのお話を致しましたが、引き続き帯締めのお話です
帯締めを締める時ですが、慶事の場合は結び目から胴部分の帯締めの
上側を通って、房を上に向けるようにはさみ込みます
弔事の場合はその逆で房を下に向ける様に締めます
どちらでもない普段は 片方の房を上に向けて
もう片方を下に向けて締める ということもあるようですが
関東では両房とも上を向けて締めている方が多いようです
地域によって違うのではないかと思います
で、房を上に向けて締める場合ですが、皆さんはどの様に締めていますでしょうか
私は ↑の様に羽織紐と同じように房が付いている部分が
下に下がっていくように結んでいました
こちらは 羽織紐を結んでいます
上の写真と同じ結び方です
ですので結び目から下に向かっているのを 無理に上に向けて上げて行きます
そのために、結び目の両サイドに たわみが出やすいのです
ずっとその部分が気にはなっていました
先日、目から鱗のとっても感動(?)な事がありました
結び目の部分から房のある方が上に向く結び方を知ったのです
自然できれいに結べました
この結び方ですと、「たわみが少なく締められるんだ~ 」と ちょっと感動
どちらが正解ですとか、どちらが間違いという事ではありませんので
どちらでもかまいません
きれいに仕上がれば 私は大満足なのです
自分のなかで 雲が晴れたようにすっきりとしました
一見ではわからない部分ですので、気にするところでは無いのかもしれませんが
自己満足です
羽織紐の場合は当然、弔事の時ですとか、また丸組の場合は房の部分が
下を向くように結んだ方がきれいに仕上がります
その時その時で一番きれいに締められる結び方を選べばよいのだとおもいます
きれいに締められてとっても嬉しかったので、ご紹介をしてみました
きもの着付け 葛飾教室
いそいそきもの
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