今朝の読売新聞社会面の記事
福島県の調査によると
福島第一原発事故後に生まれた新生児約2万人を調べたところ
福島の先天異常の発生率は全国の発生率と差が無かったことがわかったそうです
福島県では2010年8月以降に福島県内で母子手帳をもらったり
里帰り出産をしたりした全妊婦約4万5000人を対象に
郵送で出産事例を集め、詳しく分析してるとか
2014年末現在の回収率は52%だそうですが
その結果、妊娠12週から生後一ヶ月までに
心臓奇形や二分脊椎、ダウン症などの先天性異常が見つかった赤ちゃんは以下のようで
2011年度 2.85%(234人/8210人中)
2012 2.39 (163 / 6829 )
2013 2.35 (161 / 6860 )
全国平均は2.34%、一般的な先天性異常発生率は3%程度なので
福島が特別高くなったわけではないことが、これでわかりますね
まあ、放射線の影響で、奇形を始めとした先天性異常が起きていないことは
広島や長崎の原爆被爆者の調査で、すでにわかっていることですけどね
出生時障害(1948-1954年の調査) - 放射線影響研究所
それなのに、μSvレベルのわずかな放射線量でも
胎児に影響が起きるかのように危険を煽る人たちがいて
その人たちの声を聞いて、多くの親御さんたちが大騒ぎして
その影響で、せっかく妊娠していたのに中絶した、なんて話を聞くと
ホントに、あの危険を煽った人たちの罪は重いなぁと思います
チェルノブイリ事故の時も、ヨーロッパで同じように中絶した人が
たくさんいたそうですからね
これこそが、まさに「善魔」
「大悪をやるには努力と勇気がいるもの
しかし逆に善いこととなると、これは意外と努力なしに感情だけでやれるものだ
しかし・・・相手にどういう影響を与えているか考えないことが多い」
善い意図は顧みない限り、魔となり得るということですよね
Vol.238 福島で思い知る「打って反省、打たれて感謝」の金言
それでも、今なお、1時間当たり数μSvや、数10μSvのわずかな放射線量や
1kg当たり数ベクレルや数10ベクレルのわずかな放射線量で
大騒ぎしている人たちがいるから
今後もこうやって、コツコツとデータを積み重ねていくしかないんでしょね
原発事故から、もうすぐ丸4年
小島周二先生を初めとした、
本当の放射線の専門家達の言っていたことが「正しいことだった」
とわかる日も、もうすぐですよね