師とはありがたいものです。先輩の話は聞くもんです!

2015年02月11日 | 日記
昨日県社労士会による新入会員のための研修会及び懇親会が開かれた。

社会保険労務士の業務や倫理についてひととおり話が終わった後、ベテランの先生がファシリテーターとなり、グループ討議が行われた。

実務視点で考える、こんなときあなたならどうするか?ということで、事例を話し合った。

そのひとつに、結婚や出産退職が慣例となっている場合、どのようにしたらいいか、というものがあった。

私はこのことについて、男性のみならず、女性の中にも「出産したら会社を辞めるべき」「女性は甘え過ぎている」と考える人がいるとして、作家の曾野綾子氏の発言を取り上げた。

私の中では、曾野氏非難への期待が少しはあった。

だが、ファシリテーターの先生の回答は期待とは違っていた。

「あれはあの人の人生論。あの人は人に甘えなくても生きていける強い人。でも普通の女性は甘えればいいの。甘えて、会社には成果で返せばいいんだよ」

とても明快な答えでした。

曾野氏の発言に対しては多くの女性が過敏に反応し、社会学者の上野千鶴子氏も反論を雑誌に載せていましたが、曾野氏のような人に対しては、この人はそういう人(好きなこと言うとるわ~)と軽くスルーするのが正しい反応なのだとようやくわかりました。

厳しい非難とはいえ、著名人として自分の発言に何かしらの反応があれば、言ったかいもあるというもの。みんな騒ぎ過ぎです。曾野氏にしてみれば、してやったりかもしれません。

曾野氏は裸のおねえちゃんが陰毛をみせているような週刊誌でも、第二次世界対戦は自分にとっておもしろい体験であったとか、ひょっとしてひょっとしたら森茉梨みたいに無邪気を装っているのか?とまさかの疑いを起こしそうなほど、無邪気?なことを言っていますが、激怒したり、年甲斐もなくとか憤慨してはいけないのですね。

スルー。これが正しいのです。

買いたくないので、図書館で読もうと思ったらさすがに週刊ポストはなかった。あったら、税金でこんなしょうもないもの買うなと苦情を言わなきゃならないところだった。

処世術といってしまえばそれまでだが、真正面から正論を言って激怒しているのが多くの真面目な人である。ベテランの先生が不真面目だとは言ってませんよ…
でも、学ぶべきことは多くあります。

柔軟とは、言うは易く行うは難しです。

登録・開業からまだ1~2年。まだまだ先輩から学ぶことは多いと実感しました
コメント
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