■そば■
縄文遺跡から出土
北方経路で伝来
タデ科
イネ科の食物に対してたんぱく質が多く栄養価が高いが、コリンが多く、人によってはアレルギー反応を起こし、万人向きではない
★耕作
水田耕作に適さない
高涼地のやせた土地に短期間で生育
春と秋の2回収穫できるので722年、天正天皇の勅命で奨励され、そのため天正天皇は全国のそば屋からソバの祖神と崇敬されている
★そばは麺類として成立しなかった
※果実の皮が固いため精白が困難で、一度煮てから乾燥し、後に精白し、精白したソバはソバ米として、米にまぜて炊きあげられた
※精白したソバ粉は、団結力に欠け、水の中で煮ると溶けやすいから水で練り、熱灰の中で焼き上げソバ餅としたり、熱湯を注いでソバがきとし、味噌のたまりや、醤油を注いで食べた
★二八そば
朝鮮からの渡来僧・元珍により、つなぎに小麦粉を入れることを教えられてから、普通のソバである二八ソバ(小麦粉2、ソバ粉8)ができた
★小麦粉以外のつなぎ
※友つなぎ→ソバ粉の1割を水で溶き、煮て糊化したものをつなぎとする
※卵つなぎ
※山芋つなぎ
★そば屋
17世紀半ばまでは、ソバ、うどんは専門店がなく、菓子屋などで売られていたが、1664年に専門のそば屋が始まった
★伝統
関東→ソバ・うどん
うどんを副次的に扱う
汁は塩からい
関西→うどん・ソバ
ソバを副次的に扱う
汁は出汁を濃厚にとり淡味