たけしさんの純愛小説「アナログ」。
たけしさんはスマホが大嫌いで
デジタルを拭い去ったその先の純愛小説を書きたかったのだろう。
出会ったふたりが連絡先も教え合わずに
毎週決まった場所で待ち合わせることだけ。
今なら「LINE交換しようよ」とか簡単に始まるのだが
そういうモノを一切使わず・・・。
昔は
どこかの喫茶店で彼女がウェイトレスをやっているからと
それを見に行く男たちがいた。
そういうことの方がたけしさんはしっくりくるらしくて
今のように皆がITに縛られて
スマホの奴隷になっている中に一石を投じつつ
やっぱり純愛ってこうじゃないかという
たけしさんの驚くべきピュアさ。
ここまで人はピュアになれるのかという挑戦している小説らしいから
読んでみたい。