今朝父にきいた、落語のマクラ
よっぱらい二人、ずいぶん長いこと飲んでいたのだろう、そうとう酔っぱらっている
ひとりが上機嫌に言った
「いやあ、今日はほんとうに月がきれいだなあ」
するともうひとりがびっくりして言った
「ばかっ、あれは太陽だよ」
「なんだって、おまえ酔っちゃったんじゃないのかい」
「何いうんだい、月と太陽くらい分別できるよ」
「でも、あれは月じゃないか」
「いいや、あれは太陽だよ」
「月だっ」
「太陽だっ」
ふと見ると、向かいから人が歩いてくる。
「らちがあかない。あの人に、あれは太陽か月か聞いてみようじゃないか」
「そうしよう。あのっ、もしもし」
「はい、なんですか」
「あれは太陽ですか、月ですか」
「ぼく…このへんの者じゃないからわかりません」
よっぱらいふたりで、よっぱらいをつれて帰ってきた。
いまは別れて、よっぱらいひとりずつ。
よっぱらい二人、ずいぶん長いこと飲んでいたのだろう、そうとう酔っぱらっている
ひとりが上機嫌に言った
「いやあ、今日はほんとうに月がきれいだなあ」
するともうひとりがびっくりして言った
「ばかっ、あれは太陽だよ」
「なんだって、おまえ酔っちゃったんじゃないのかい」
「何いうんだい、月と太陽くらい分別できるよ」
「でも、あれは月じゃないか」
「いいや、あれは太陽だよ」
「月だっ」
「太陽だっ」
ふと見ると、向かいから人が歩いてくる。
「らちがあかない。あの人に、あれは太陽か月か聞いてみようじゃないか」
「そうしよう。あのっ、もしもし」
「はい、なんですか」
「あれは太陽ですか、月ですか」
「ぼく…このへんの者じゃないからわかりません」
よっぱらいふたりで、よっぱらいをつれて帰ってきた。
いまは別れて、よっぱらいひとりずつ。