さんかくしかく

毎日いろいろな形になってしまうぼくのあれこれ。

掃除の仕事

2013年09月08日 | 三角記事
やや広い駐車場のまわりには植栽がなされており、ケヤキは夏のさかりに葉を落としたのだった。
そのため、ケヤキの緑は鮮やかさがましたと思われたが、アスファルトには点々と落ち葉が広がったのだった。

やがて風の強い日や雨の日がつづいて、水を含んだ落ち葉は重くしめりぎみになった。ますます動かなくなる落ち葉。
ある日お掃除主任があらわれて、ここの掃除を始めると宣言した。
でっかいキャリーを押してやってきた。

主任は駐車場の隅、四辺をざざっと掃いた。
まさに、それだけでも見違えるくらい、きれいにみえるものだなあとぼくは感心したのだった。
ぼくの部屋も、部屋の隅をとりあえずきれいにしておけば、そう悪くなくなるのではないかと思われた。

主任は四辺を一周してきた。2時間ほど、たっていた。

箒を置き、あてなく適当な木っ端とか石くずとか、ひろう作業を始めた。
それがあまりにもゆっくりと、たんたんとしていたのでぼくはまた感心したのだった。
目だつ木切れから始めて、手がいっぱいになるとキャリーに戻ってばらばらと落とす。
それを十数回やると、なんとなくすがすがしい感じの場所ができたのだった。

「これでまあ、見られるでしょう」
と主任は言った。

ねことねこむ

2013年09月08日 | 三角記事
昨日は久しぶりに猫がやってきたのだった

ややくさかった
その後しばらくして雨が降り出した

会話をするわけではないが、あいつはやたらと見つめてくる

そして近寄るけれども、警戒心が見え隠れしているのだった

さいしょにあった時は、そんなでもなかったのだが
野良の必然というやつか

そしてなおかつややくさかったし