わすれてしまう

すずしろの花は
ダイコンの花である

なにもしらずに、ぴょっと
出てきてしまったけど

あらわたし、こんなところに咲いて

みたいなところが
わたしはすきです

枝豆もりもり

枝豆の季節がやってきました

わたしは豆類は好きではないのですが
枝豆だけは例外です。

黒豆もきらい
でっかい枝豆みたいなあれもきらい
鬼は外のあれもきらい
グリーンピースにいたっては、存在を認めたくないくらいである

しかし枝豆はおいしい
コンビニに売ってるでしょ
今日あれ買って帰ろうかな。

スマホ

我がアイホンには録音機能がついている
ボイスメモとうたわれているこの機能

これでプロミュージシャンが録音したら
きっとおもしろい
河村隆一さんとかぜひやっていただきたい

風その2

夜から雨になるようだ
今しがたすごい風
おしっこしたら横に飛んでくくらい

これで雨がふれば
嵐だ
へいせいジャンプだ
カトゥーンだ

のき下ボーイ

わたしのおそれは
まじめになっちゃうこと

いま一枚の音楽CDを作っているところ
ぼくのカリフラワーちゃんというバンドをしているのだ

プロでもなければアマチュアですらない
バンド素人のおっさんが、まじめに作曲し、真剣に歌うことほど格好悪いことはない。

80すぎのおじいちゃんなら、カッコイイで通るけれども
なのでわたしがおそれるのは
まじめさなのだ

風

さっき外に出た
うちのうらは川である
でっかい

向こう岸にはマンションが建っている
もう向こうは大阪市なのだ

風がいつもより吹いていた

なにもない
草原でも、音はなるんだろうか
私はマンションが鳴っているとおもっていた

草木たち

さっき雨が降ったみたい
ときどき我が草木たちに水をかけるが
さいきんはかけていない

そうでなくても、ずっと元気なかったから
私は水をやらないようにしていたのだ

不特定の雨だけで、本来なら育つだろうという
そういう予測をたてたのだ

飼育されている植物には
嘘みたいなつやがある

生きる

私はまだそんなに長いこと生きていないけど
思い出がたくさん

友達と会ったら、思い出からはじまって
結局思い出で終わる

思い出は増えていくばかりで
生き続けるごとに
長くなるばかりで

カリ水

ぼくのカリフラワーちゃんというバンドをやっています
いまは
自分のうたをつくらないで
カリフラワーちゃんのうたをうたい
カリフラワーちゃんのことを考えている

ぼくのカリフラワーちゃんだからね
誰が読んでも、ぼくのカリフラワーちゃん

カリフラワーソングスぞくぞくでき中。

おじいちゃん思考

日本は
もう急成長を終えて、
これからは人たちは、ゆっくりと貧しくなるんだよ
ってはなし
ずーっと前に聞いてから

ずーっと
ふと思い出す
そして、ああ、それでも悪くないな
だってもう
一通りのものに触れられたのだから

なんて
おじいちゃんみたいなこと
考えるんだな