今シーズン最強の寒波が襲来するなど、連日寒さで朝がつらい今の季節です。
寒い朝「布団の中」と「室内」の大きな温度差の影響で血管が収縮して、血圧が上昇し、脳卒中・心筋梗塞のリスクが高まります。
血圧は1日を通じて一定ではなく変動しますが、一般的に多くの人は朝起きた時に血圧が高くなりがちです。
朝の目覚めの頃に急激に血圧が上がる現象を「モーニングサージ」と呼び、注意が必要だといいます。
専門医によると、日中は血圧が正常にもかかわらず、朝だけ血圧が高い人は、朝に血圧が正常な人より2.47倍も脳卒中や心筋梗塞にかかるリスクが高いそうです。
朝ぱっと飛び起きず、起きる前に布団の中で手足をバタバタさせたり、体を温めてから布団から出ることも対策の1つだそうです。
夜から夜中にかけて、自律神経の副交感神経が優位になるので、体がリラックスして血圧が低めに推移しています。
私たちは日中活動する必要性から、朝にかけて交感神経に切り替わって徐々に血圧が上がっていくようになっていきます。
モーニングサージの症状には、以下のようなものがあります。
胸に強い痛みが出る事。
頭重感や、めまい、さらに呼吸が苦しくなる事や、吐き気をもよおす事。
これらの症状が出た場合は、早期の対処が必要です。
ただ症状もなく、気づかないうちにこれらの脳卒中・心筋梗塞疾患が発症する可能性があるので非常に危険です。
・65歳以上の高齢者の場合は、夜間血液が濃くなった状態に血圧上昇が起こりやすい。
・血糖値が高い人・コレステロール値が高い人などは自律神経の障害を来すとされるので、夜間も血圧が下がりにくい。
・アルコールを多く飲む人なども注意が必要です。
モーニングサージに特に気を付けるというよりも、動脈硬化にならないようにいかに予防していくかが重要になりますね。
日々血圧測定をしたいものです。
朝起床後1時間以内、食事の前、トイレをすませた後に・・・。
夜は運動、入浴、飲酒の直後は避けて測定するのが良いようです。
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