たのしいラジコン日記

現在飛ばしているラジコンとその他の日記

懐かしい飛行船

2020年04月18日 | 本田飛行場
約10年前、本田飛行場にもこのような飛行船が係留されているときがありました。
今となっては珍しい写真です。


この飛行船ツェッペリン型は、1990年代にドイツのツェッペリン・ルフトシフ・テヒニーク社によって開発された飛行船で。最後のNTの文字はドイツ語で「新しい技術」を意味するようです。
 全長75m、乗員2名、乗客12名、巡航速度80km/h、最大航続距離900kmを飛行することが可能とのことで
新素材や炭素繊維を用いた設計で、できる限り少数の作業員で運用できるような飛行船に設計されたとの事です。



見た目はフワフワと浮いて飛行するように思えますが、実際見てみるとそうではないです。上昇も急上昇で高度をとっていきます。



さどかし着陸は時間がかかるのではと思いきや、思いのほか短時間で地上員のいるところまで下りてきてロープを渡し、係留塔まで引っ張り飛行船を係留します。



本田飛行場から東京上空の遊覧飛行も企画されていました、私も一度は乗ってみたいと料金を調べたところ、2時間遊覧で20万~30万位かかったような覚えがあります。結局はやめましたけどね。



この飛行船を運営していた日本飛行船が2010年に経営不振から倒産してしまい、この飛行船も埼玉で解体されたとか
短い期間での活躍でした。いつの間にかに飛行船がなくなっていて、ちょっと寂しい思いをしたことを思い出します。