完全に日が落ちると集落は暗闇の風景
鹿の足音とその鳴き声だけが山に響いた…
駅舎から見える明かりは二軒だけ
ほとんど廃村のようにしか見えなかった…
駅の周りは熊が出没するようで
注意書きに気付いた瞬間は若干の冷や汗…
その夜中トイレに目覚めると
「バキッ」と太い枝が折れる音が聞こえて
暫くすると違う方向からまたバキッと…
これはトイレに行ってる場合じゃねぇ…
そう思った瞬間からは朝まで眠れなかった…
ホームの先からは変な鳴き声が聞こえ出し
鍵の閉まっている筈の駅員部屋からも
時々物音が聞こえたような気がしちゃった…
風の悪戯か動物の戯れか
外から壁を叩かれた時は余りに驚き過ぎて
ゲロ吐くかと思ったよ…
翌朝日が昇り
振り返りもせず逃るように街へ向かったけど
慰霊碑へのお参りはするべきだったと
正直後悔しています…
鹿の足音とその鳴き声だけが山に響いた…
駅舎から見える明かりは二軒だけ
ほとんど廃村のようにしか見えなかった…
駅の周りは熊が出没するようで
注意書きに気付いた瞬間は若干の冷や汗…
その夜中トイレに目覚めると
「バキッ」と太い枝が折れる音が聞こえて
暫くすると違う方向からまたバキッと…
これはトイレに行ってる場合じゃねぇ…
そう思った瞬間からは朝まで眠れなかった…
ホームの先からは変な鳴き声が聞こえ出し
鍵の閉まっている筈の駅員部屋からも
時々物音が聞こえたような気がしちゃった…
風の悪戯か動物の戯れか
外から壁を叩かれた時は余りに驚き過ぎて
ゲロ吐くかと思ったよ…
翌朝日が昇り
振り返りもせず逃るように街へ向かったけど
慰霊碑へのお参りはするべきだったと
正直後悔しています…