徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

アイヌの話の七…

2013年03月19日 | 日記
あなたの召し物に
御部屋着と一張羅が御座いますように
アイヌの生活におきましても
アットゥシと呼ばれる気軽な普段着と
ウルンペと呼ばれる晴れ着余所行きが
着分けされていたようで御座い…

ズバリ普段着アットゥシとは
樹木の内皮や刺草の植物繊維を使った
見た目いい感じな布服もどきや
鮭や鱒の魚皮を繋ぎ合わせた魚皮衣
海豹や羆の毛皮で作られた歌舞伎者や
エトピリカの鳥羽を縫合わせた服など
聞けば聞く程くりびつドンキー…

一方滅法晴れ着のウルンペは
他民族との交流交易でゲッツしました
絹や木綿の布服や
山丹服に陣羽織のような他民族衣装に
アイヌの伝統装飾を施しまして
主に儀式や舞踊の時に着用したそうな…

衣服の首口袖口や裾周りを飾り立てる
渦巻文や括弧文には
そこから悪い霊が入り込まないように
魔除けをする意味があり
その文様を見ればどの地域か分る程に
各々それぞれ特徴が深い…

そしてその文様は
北海道や千島や樺太アイヌのみならず
更に北方の諸民族や
シベリア沿岸部域の諸種族諸民族とも
極めて類似しているそうな…

アイヌの話の六…

2013年03月19日 | 日記
アイヌ音楽の中に
「ヤイサマ」もとい「ヤイサマネナ」
と呼ばれる唄がある…

その唄は、主に女性が唄うものであり
異性に対する恋心や哀しみの心の内を
夢見るように歌い上げる…

そして作詞作曲も個人が手掛け
それはどうやら今で言う
シンガーソングライターのような者で
ありけりのような…

さらに本来は個人で唄われていた曲が
やがて多くの人々に愛され伝承され
心の唄として広く唄い継がれたそうな…

同じく北海道に生まれ
悲しい恋心を怨み混じりに歌い上げる
中島みゆきの原点を
その伝統の中に見たような気がします…