『漫勉』に安彦良和さんが出てまして。
その筆の動きをカメラで追っていくわけですが、まー魅入ってしまいました。
風呂に入らなければならないので途中で観るのをやめましたが、風呂から上がったらまだやっている。
僕は安彦良和さんの絵に憧れてアニメーションの世界に入ったのでね。
筆の動きから何か盗めるものはないかとじーっと観てるわけですが、途中から訳が分からなくなって気持ち良くなってしまう。
「ああ、もうどうでもいいや」と投げちゃう。
なんて言うのかな。
仕事でいろいろ考えながら僕も絵を描いてますが、考えてることがどーでもよくなってしまうと言うのかな。
こぢんまりとまとまり過ぎなんじゃないか?とか。
もっとはみ出すぐらいの勢いがあってもいいんじゃないか?とかね。
僕が安彦さんの絵を観て一番惹かれるところは、絵のバランスなんですよ。
今ふと思ったのは、生け花かな。
生け花のバランスの取り方というのも不思議なところがあるでしょ。
上下左右なんでもありのようなね。
生け花はしらんけど。
安彦さんの絵には更に動きがあるからね。
動いてる瞬間の歪みが巧みでしょ。
歪んでもバランスがいいからさ。
また真似したくなっちゃったなあ。