戒名
基本的に戒名は2字で表現される。
身分の上下や精進、報恩の多少に関係なく、仏の世界が平等であることを表す。
例 - 「○○院△△××居士」の場合は、○○が院号、△△が道号、××が戒名、
居士が位号である。
ただし、位牌・墓誌・過去帳・法名軸などには、戒名の前後に院号・道号・位号等の号を付すこと
から、その全てを「戒名」として捉える事が通例化していると記載されている。
この戒名は、
亡き父の戒名である。
菩提寺のお坊さんの説明によれば、
「寒い、厳しい世にあって 敢然と山のように、立ちはだかり、
頭脳明晰な知恵と優しき心をもって、全ての人々のために生き抜いた」
と・・・・
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喪主である私は、当然のこととして、
通夜と告別式に代表挨拶を行ったが、
やはり、ミスもあった。
そのひとつは、先に逝った亡き母と「あの世でも、仲良くやってください」
との、言葉であった。
その点、孫(内孫)を代表しての息子の挨拶は
立派なものだった。
息子の挨拶を終え、私の挨拶に望んだが、
父は、「おいおい、孫(4代目)の方がしっかりしているぞ」
と苦笑いしているのではないか。
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上記のノートは、
挨拶にも述べたが、父が生前、記述が可能だった頃
書き残した、「葬式の手引き」である。
自らの死を、イメージして、
書き綴ったものである。
ページ数は20頁である。
目次付きで、
1、臨終にはじまり、続いて、死亡通知、枕経、斎場との連絡、打ち合わせ
へと続き、
位牌の書替、告別式の詳細な指示まで、書き留められている。
やはり、父らしい、葬儀への手引き書となっている。
義兄が通夜の際、述べた。
「大きな星が堕ちたね!」
職場と地域のために奮闘し、家族を守り、愛しぬいた
偉大な人であった。
「寒山院智心幸全居士」
合掌
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