今日、住宅建築家のTV番組を観た。
その中では、思考を深めて出来たデザイン設計のもとに、
形を実現する職人さんたちにも焦点をあてたものであった。
基礎工事から、家の骨組みである梁の設置と、
時の経過をとらえて主要な現場作業、そして、
彩となる内装作業など。
映画制作は、総合芸術といわれているが、
私は、建築をも総合芸術と思う。
個々の案件(作品)がもつ、客観的条件と主体的条件の読みから始まり
企画プランを練りに練り、予想される問題点を把握して
イメージを膨らませ、進んでいく。
プロデューサーも、ディレクターの仕事も大切であるが
いい職人、いいスタッフ、いいキャスト
これらクリエーターたちの感性と技術があってこそ
感動、満足の花束をもらうことが出来る。
21世紀は、ソフトパワーの時代とも云われている。
ビジネス社会でも、現場が悲鳴をあげていたら
大変なことになる。
ものを創る世界では、クリエーターが主人公である
ますます、時代が求めているもの
それは、クリエイティブな心と熱き想いを抱き
現場から起ちあがり、実践するひと達を。
(写真:ミケランジェロ)