九州の新聞と言えばm「西日本新聞」
その西日本が、毎日のように、山本作兵衛に関する
記事、関連記事を発行している。
それも、そのはず、
ヤマの絵師「山本作兵衛」の筑豊炭鉱記録画がユネスコ(国連教育科学文化機関)の
「世界記憶遺産」に日本で初めて登録されることになった。
朗報である。
炭鉱画を通じて九州の炭鉱の文化が世界の舞台に飛び出したのだから。
個人的にも、ボタ山のふもとで幼年遊び回った時代を経験しているから
「青春の門」とならび、「山本作兵衛」(1892-1984)氏の描く炭鉱画には関心をもっていた。
参考「
ボタ山」(ウィキペディア)より
鉱山で採掘された鉱石のうち、資源として使えず廃棄する岩石などの部分を捨石、
俗称でズリという。
このズリは特定の場所に集められて捨てられるが、長年にわたり捨て続けてい
るうちにズリは積み上げられてゆき、やがて山ができてくる。こうしてできた山
をズリ山という。
九州の炭坑では、このズリはボタと呼ばれ、ズリ山はボタ山と呼ばれた。
たがって、ボタ山という言葉は、ズリ山のうち九州の炭鉱において発生したも
のに対して用いる言葉である。
失われてゆく歴史的文化遺産が数多くあるなかで、記録性を支える芸術的創造性を持つ
この炭鉱画をより多くの人々にみてもらいたものである。
所蔵・保管先は田川市石炭・歴史博物館(福岡県)と福岡県立大学。
また、その時代を反映する映像として、YOUTUBEの動画
「筑豊一代/木村隆衛」
これは、単なる演歌ではなく、まさに、歴史的文化の唄である。
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