新春美術展

新春の松本市美術館での五人展(五味画龍展)は、写真家の兄　四季さんの企画で、ジャンルの違う５人による美術展です。
彼は、写真と言う領域から離れた展示会を開催したいと言う思いからである。
彼はPCによる写真編集の面白みに取り付かれ、ほぼ独学でその筋のプロから驚きをもって迎えられている。
家族の心配を無視するごとく、飯を食うのも忘れてPCに向かう姿に、私も「いい加減にしたら」といったくらい。
「オレのイメージが、従来の写真編集ではとても出来なかったことがPCではヤッテイル。だからオレもなんとか自分の手でヤルしかないのだ。
写真取材をベースに、自分の創作世界にしたい。だから写画と称している」ということだ。
絵画的要素が多分に含んでいるのは、我が家の家系もあろうし、なにより彼が美術館のカタログなどの撮影に携わっていることから、多大な美術品を目の当たりにしていることもあろう。
私もお手伝いをしたことがあるが、手に触れられない美術品を目の当たりに出来るのは大変なことである。
ガラスケース越しにはわからない本物の味を観れるのである。
様々な要因があろうが、写真撮影だけでは得られない創作にひかれて行ったのであろう。