棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

銘酒・名水

2010-01-27 09:31:29 | 山郷の暮し
極上の日本酒 
日本酒は飲まず、ウイスキーや芋焼酎などの蒸留酒専門ですが、先日極上の新酒をいただいた。
大吟醸などという代物以上の蔵出し。火もとおっておらず、もちろん薄めてもいない。
およそ35度以上はある、極上の焼酎並のアルコール度だ。
友人の筋からご相伴にあずかったが、仕込み樽から流れ落ちた代物。杜氏さんのお酌でいただいた。
味の事をどんなに説明しても、口の中に唾がたまるだけで止しておこう。
女人禁制の酒蔵はなぜなのか、酔いのままに杜氏さんに訊ねる。
岩手弁まるだしでわかるまいと笑いながらの説明は、酒の神様が嫉妬するからだという。
ということは、女の神様なのかしら・・・。
酒の神様は京都の松尾神社がおおもとで、松本平では深志神社におられ、酒造りの者はお参りに行くという。
その酒の神様の名前はよくわからなかったが、大昔、渡来人であった秦氏と、酒造りとは関係があり、秦氏の氏神神社ー松尾神社となったようだ。
記していて、アノうまかった酒のたおやかな香りを思い出し、口にたまった唾をごくりと飲む。
銘酒の産地は酒米生産地とは関係なく、名水産地と結びついている。つまり、生の酒を薄める水が美味くなくてはいけないのだ。
そおいえば松本は名水の地であり、幕末のころ、江戸では松本の酒は銘酒として人気があったようだ。
いまわは醸造元も3社くらいになってしまったが、其の頃は6銘柄があったそうだ。
アーーー、一杯グビッといきたいねーー。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本