「中学生までに読んでおきたい日本文学ー全10巻 6巻めの「恋の物語」
収録されている作家のほとんどが明治生まれの方々で、漢字にルビが無かったり解説がなかったらすんなり理解ができないが、
ズシントくる作品ばかりだ。
此の巻のラスト作品は、民俗学者・宮本常一「土佐源氏」で、私はまったく知らない作家だった。
筋は博労の懺悔をおもわせる女性関係だ。
へたなエッチ小説などとても足元に及ばないほどリアルでありながら、そのことを超えた精神性を感じる。
私などは博労の女性の出入りに「女はそーーなんだよなーー」と、嘘っぱちのやさしさ に女はにもろいと思ってしまったが、私の読みは浅く、この博労のの本質は見せかけの「やさしさ」ではなく、本音のやさしさ・真実だったのです。
登場する女性たちや、無学な博労の人間性にひかれてしまう。
「男は女の気持ちになってかわいがる者がめったにいないけえのう」という言葉に表れています。
蛇足ですが、小学生にこんなリアルな作品がお勧めできるのでしょうかねーー。イヤイヤ、だからいいのだ。ともいえます。
収録されている作家のほとんどが明治生まれの方々で、漢字にルビが無かったり解説がなかったらすんなり理解ができないが、
ズシントくる作品ばかりだ。
此の巻のラスト作品は、民俗学者・宮本常一「土佐源氏」で、私はまったく知らない作家だった。
筋は博労の懺悔をおもわせる女性関係だ。
へたなエッチ小説などとても足元に及ばないほどリアルでありながら、そのことを超えた精神性を感じる。
私などは博労の女性の出入りに「女はそーーなんだよなーー」と、嘘っぱちのやさしさ に女はにもろいと思ってしまったが、私の読みは浅く、この博労のの本質は見せかけの「やさしさ」ではなく、本音のやさしさ・真実だったのです。
登場する女性たちや、無学な博労の人間性にひかれてしまう。
「男は女の気持ちになってかわいがる者がめったにいないけえのう」という言葉に表れています。
蛇足ですが、小学生にこんなリアルな作品がお勧めできるのでしょうかねーー。イヤイヤ、だからいいのだ。ともいえます。