棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

きぼうのて展ーー大船渡市の中学生作品から

2012-06-22 08:03:08 | 山郷の暮し
次に、被災地の中学生の作品だ。
八月に入り被災地の岩手県大船渡市立第一中学校の協力を得ての生徒さくひんだ。
小学生と中学生。ましてや東京と現地と大きな違いがあり、一概に言い切れないが、中学生のコメントは具体的なのである。
私の中では高学年にいくほど抽象的になるのではないかとおもっていたが、その逆で以外であった。
最初に紹介したいのは、大船渡市立第一中学校
被写体をビー玉にした作品は小中学生ともにおおかったが、この作品はコメントに引かれた。
「様々な思い」一人一人様々なことを思い考え・なやみ・願う という意味をこめた。

画面のかざした様に写っている手はまるで大いなるパワーを一つ一つに投射しているかのように見えます。私はこの作品の深い意図に魅せられてしまった。
共に鑑賞をした方が「リュウオウマルさんの言う ひと曼荼羅 の抽象的表現ですね」
フーーーン、私はそこまで読めなかったが、正にそおである。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本