棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

子供たちへ

2012-06-12 08:44:18 | 山郷の暮し
40年来の知人である「劇団 風の子」の役者さんから電話があった。
久しぶりに松本公演がある、とのことで、公演地の保育園にいってきた。
「保育園??」と思われた方もいたでしょうが「劇団 風の子」は、主に児童むけの演劇をする劇団だ。
歴史も古く読者の中には思い当たる方もおいでになるでしょう。
食事をしたり一杯やる時間は無く、次の公演準備であわただしく帰京されてしまった。
今日、小中学校から「演劇鑑賞」の時間がなくなり寂しい。
100人以上いる団員の劇団経営が難しい時代だ、と語った。
予算が無い、となるとまず成果の見えにくい情操教育がけずられてしまう。
創造力も感情も乏しい教育から、新しい文化は芽生え育っては行かない。
おチビさんたちの爆発的な歓声に、私の心身は柔らかくなり、
君たちの時代は、私が育ったような人を信じ、夢見る時代であってほしいとおもった。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本