木材を削ると言う単純な加工をする機械をプレナー
(まさにプレーンにする機械と言う意味です)と言いますが、
これが複雑な加工も一度にできる機械となるとモルダーと言う機械名になります。
日本では、木材を加工するところは、ほとんどがこのドイツ製のヴァイニッヒと言うメーカーの機械を持っています。
木材と言う、金属よりはるかに柔らかい物体を削るだけの機械が、
なぜ安い国産品を使わずに付帯設備をつけると数千万円もするドイツ製を使うのか最初は不思議でなりませんでした。
しかし誰に聞いても「新品の日本製よりも中古のドイツ製の方が良い」と言うのです。
実際、この機械も私が入社した時からありますから30年以上使っていますが、
全く購入した時のままで毎日快調に動いています。
日本は「木の国」だとよく言われますが、木材の技術に関しては欧米に比べていまだに追いつけないところが多く、
この木工機械もその一つです。