木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

91. 目隠しフェンスではない木製フェンス

2015-05-13 09:14:17 | ウッドデッキ

この写真は11年前に弊社が施工した木製のフェンス(支柱はアルミです)を移動させてリニューアルしたものです。
元々設置されていた敷地の中にイタリアンレストランを作ることになり、
フェンスを移動させて欲しいと言う依頼がきました。
それで外された元のフェンスがこれ、

コンクリートの基礎がくっついたままです。
11年前に設置したものですが、
黒のオイルスティン塗装でしたので、
汚れはあるもののあまり色あせは目立ちません。
それでこのようにくっついていた基礎ごと新しい設置場所の地面に埋めていきました。

これでやり直すとこんな感じです。
レッドシダーで作っていましたが、全く腐ったところはありません。
レッドシダーはデッキに使うと10年ぐらいの耐久性ですが、
フェンスのように水が流れ落ちる場合は水が滞留せず腐朽菌が繁殖しませんので耐久性は2倍になります。
元の色と同じ黒のオイルスティンで再塗装をすると新品のようになりました。
このようなフェンスは一般の方でも作り易いフェンスなのですが、
一般の住宅ではやはり隣地や道路からの目隠しを目的に設置されるか方が多いので、
そんな方は目隠しフェンスのサイトをご覧ください。
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90. ウッドデッキの組立手順

2015-05-02 09:46:16 | ウッドデッキ

最近はウッドデッキの組立の手順を調べようとすると、
教則本を本屋さんで購入することも、ネットで調べることも可能です。
しかしこれら日本で一般的にされている方法はアメリカ・カナダ式のやり方でもなく、
大手エクステリアメーカーの方法でもなく、
何となく日本のDIY教則本の標準になった方法です。

この方法の良いところは材料の種類が少なくて済むことと、
工場加工が不要なために、材料販売業者としては売り易いと言うところです。

しかし欠点は、手順を見ると簡単に見えるにもかかわらず、
実際に組立てると、一般の人にとってはかなり難しく、
出来上がっても素人が作ったことが分かる程度のものしかできないところです。

かくて、うまく作れなかった理由は「自分の技量が劣るから」
と思い込んでしまうことになります。

そのため、カナダ・アメリカ人であればデッキを作るのは簡単なDIYと考えるところが、
日本人の場合、その反対を感じてしまうような誤解が生じます。

どこかの段階で、『キットデッキの作り方が最も簡単なDIYで、本来のウッドデッキの作り方』
と言うことを説明しなければならないと言う必要性を感じていましたが、
とりあえず、ある程度の組立の手順を理解して頂くために、
ホームページの中にウッドデッキの組立手順とお客様の参考例の説明サイトを作りました。
さらにご不明の場合は、弊社のウッドデッキのサイトまでご質問下さい。
通常4-5回のメールのやりとりをさせて頂きますが、
多い方で30回ぐらいのやりとりを経て、購入されるかどうかを決められています。
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