木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

88. DIYで作るウッドデッキのシーズンがやってきました。

2015-03-28 11:59:33 | ウッドデッキ

弊社で販売しているお客様が組み立てる「キットデッキ」と言う商品があります。
お客様が組立てるので、やはり寒い冬は屋外での仕事は敬遠され、
例年3月の末から売り上げが増え、連休前にピークとなります。

お客様曰く、「到着した材料の重量とかさを見た時は、こんなものを自分で本当に組み立てることができるのだろうか。」と不安になるのだそうです
(・・・実際のこのお客様施工例の写真のデッキは、ウリンと言うハードウッドですので500kgぐらいありますから無理もないと思います)。

そんなデッキが土日の休みでプロ以上の仕上がりで出来上がってしまいます。
ウッドテデッキを業者に作ってもらおうと思っている方は、キットデッキも一度ご検討下さい。
この事例のハードウッドデッキのお客様の感想はこのサイトにも載っています。
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87. ウリン材でベンチを作る

2015-03-02 14:21:58 | ウッドデッキ


弊社は屋外用の木製構築物を官公庁やテーマパーク等から発注を頂いて別注製作をしています。
しかし、このような注文の場合は、現地で弊社の職人が組立てるか、
もしくは完全に組み立てて現地で据え付けると言うことがほとんどですので問題は起きません。

最も弊社として頭を悩ますのは、これらの商品を宅配便で送り。
それを現地でお客様が組み立てると言うケースです。

通常お客様組立の商品を新規販売する場合は、
3回程度の試作し、お客様が組立を簡単にできるかどうかの確認をした後、
新商品として工場製作のラインに乗せますが、
単品でお客様から別注の注文が来た場合、・・・悩みます。

今回の場合は、デザインの了承を頂いた後、
細部の納まりは途中で変更すると言う了承を頂きましたので、受注しましたが、
案の定、当初の設計から変更箇所が10ぐらい出てきました。
ほとんどの理由は「これでは一般の方では組み立てることが困難ではないか。」と言う理由です
(材料がウリン材と言う硬くて、プロの方でも最初は加工に失敗すると言うぐらいの木ですから,分からないこともありませんが)。
もうこうなると作った部材はやり直し、
設計図面は変更の嵐。
採算はどこに行ったのかと言う具合になりますが、
なぜか工場の職人はやる気を発揮し、
あれこれと注文をつけてきます。
出来上がりがこんな単純な商品からは、想像もできないと思いますが、
弊社の製作物で最も開発時間がかかるのは、このようなお客様組立の商品です。


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