これは大阪国際空港の屋上デッキです。
この春にオープンしましたので見に行ってきました。
写真で撮ると一見綺麗ですが、人工木材特有の単調な柄。
さらに端のところに行くと、人工木材の木口が見えて、ちょっと興ざめなところがあります。
せっかくの場所なのに、寛ぎのスペースではなく、単なる通路になってしまいます。
こちらは同じような使い方をされていますが、
天然木材で作ったハードウッドデッキ。感性的にはこちらの方が圧倒的に良い。
これらが数年経過すると天然木材は色あせますが
、ハードウッドの重厚感はあり、それなりの雰囲気ですが、
人工木材は汚れが付着して何とも汚くなります。
ただ、施工業者としては、設置して1年以内のひび割れや色あせのクレームはないので、
人工木材の方が楽であるのは事実です。
こちらは室内ですが、フランスの空港。
国際線のショッピングセンターの前のデッキ。
日本であれば高級感を演出するために天然木のフローリングを敷くところですが、
実はこれはフローリングではありません。デッキとして設置されています。
しかしデッキであれば床板と床板の間には水を流すための隙間がある。
それを船の甲板をイメージして、デッキの床板と床板の間にゴムを挟んでいます。
いわばクルーズ船の甲板をイメージして設置されています。
これを人工木材で作るとひどい雰囲気でしょうね。