木・うんちく

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158.父から子供達に伝える日本の歴史その9:(日本の問題点は何か)

2017-11-21 10:11:24 | ウッドデッキ
日本の歴史上、最大の失敗は勝てるはずのない国アメリカに宣戦布告をしたことだろう。
なぜそんなことになったかと言うと、
当時の政府のリーダーや軍部に将来を見通す力がなかったことと、
明治維新のように危機感や責任感が軍や政府の指導者になかったことがある。

しかしなぜ、そうなってしまったかを考えることは、
日本人が持っている負の国民性を知り、その防護策を考える上で重要なことだ。
一般的には、戦前の陸軍の横暴を上げる人が多いが、
お父さんが考える日本の最大の失敗を引き起こした根本的な理由は、
「説明責任を果たす必要のない組織は大きくなると、自分の組織のために全体を腐らせる害毒になる。」
と言うことだ。

個人であれ、組織であれ、外から非難されたり、説明を求められないで、
自分の自由にできるような環境にすると、どうしても堕落していく。
堕落していくと、自分達のメンツや欲得のためには全体に大きなマイナスを与えてもかまわないと言う考えになってしまう。

一つの例が、今、問題になっている獣医大学の新設にからんだ加計問題だが、
文科省の元トップの人が「政治によって行政が歪められた。」と言っているが、
これは全く反対で「行政によって政治を歪め、国民に損害を与えている。」と言うことに他ならない。
日本の官僚組織は自分達の組織のために行動して、国や国民のことを考えていないことが往々にしてある。
(自分達の組織のためにすることが国のためになると思い込んでいると言うことだ)

さらにマスコミと言う組織も問題で、本来のマスコミの使命である問題の本質を追求するのではなく、
問題の本質をすり替えて、国民を自分達の考えの方向に誘導しようとしているから質が悪い。
特に左翼系の新聞はこの傾向が強く、朝日新聞にいたっては、ねつ造記事で、外国に日本を誤解させる行動をとりながら、常に自分は公平を装っているからさらに質が悪い。

官僚であれ、新聞であれ、国民の前で弁明する必要のない組織は、
どうしても堕落して、腐敗すると言うのが人間界の常識だ。

これらを防ぐためには、社会にそれを防ぐ安全弁的なものがあるか、
もしくは余程国民がしっかりして、何が正しくて何が間違えているかを見極める判断力が必要だ。

戦前、日本陸軍は、外部から干渉されない日本最大の官僚組織となり、
独善的な判断と行動で、日本を誤った方向に導いたが、
今の日本の問題は官僚や、朝日新聞のようなマスコミが相変わらず自分は正しいような顔をして、
国民に自分たちの考えを押し付けていることかな。

結局、彼らの考えていることは「国民はバカだから、我々が彼らを導かねばならない。我々が間違えた判断をするはずがない。」
と言う戦前の陸軍と同じ超エリート意識がそうさせているわけで、
本来エリートが持つべき、国と国民に対する責任感や長期的な視野・展望を持たずに、
心情だけがエリート意識に凝り固まっていることが、今、そして未来の日本の問題だね。
コメント
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