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気ままに生活してるシニアの残日録

「モーツァルト/ダ・ポンテ三部作~ 林美智子の『ドン・ジョヴァンニ』」を観る

2023年06月11日 | オペラ・バレエ

第一生命ホールで「林美智子のモーツアルト作品『ダ・ポンテ三部作』ドン・ジョバンニ」を観てきた。第一生命ホールに行くのは久しぶりである。座席はS席、6,000円。

この公演は、モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より、全アリアをカット、重唱(イタリア語/字幕付)と台詞(日本語)だけで、モーツァルトのアンサンブル・オペラを演じるというユニークなもの。他の公演に行った時にもらったチラシを見ていたら気づいたので、面白そうだなと思って行くことにした。

林美智子さんはどうしてこういう企画を思いついたのかについてインタビューを受け、次のように答えている。

「どうやったらもっと多くの人にオペラを身近に楽しんでいただけるのかな、と考えたのが始まりです。フルで上演するとどうしても3時間以上かかるオペラを抜粋して短くしたい。でもクォリティは保ちつつ、一番重要な要素は押さえて......。といったら、モーツァルトの場合はやっぱり重唱。アンサンブルの美しさなんですね。」

既存の概念にとらわれない発想が素晴らしい。今回、初めてこういう形式の公演でオペラを観た感想としては、素晴らしかった、の一言だ。気づいた点を以下に述べよう。

  • 舞台進行のアイディアが素晴らしい、舞台上には椅子しか置いてないが、歌手たちはその椅子をいろんな形で使うだけでなく、観客席から登場したり、舞台前列の2列を空席にして、そこに腰かけてせりふを言ったり、一時的に休んだり、その場所で立って歌ったりする。また、舞台周辺の2階席を空席にしてそこにも歌手が登場して歌を歌うなど、観客を飽きさせない工夫が盛りだくさんだった。
  • せりふが日本語だというのもうれしかった。アリアや重奏は日本語対応は無理があると思っている。しかし、せりふは音楽との調和は必要ないので日本語で何にも問題はない。
  • 歌手陣が全員素晴らしい歌唱力を持っていた、1人として実力不足を感じさせる歌手がいなかった。また、伴奏はピアノのみだったが、河原忠之さんのピアノが素晴らしかった、1人で弾きっぱなしで相当な負担だったろうが、息切れせずににこなしていた。
  • 会場が普段は室内楽をやる700名程度収容のホールであることがかえってよかった、歌手が非常に身近に感じられたからである。私は前の方の席で聴いたが、こんなに身近にオペラ歌手の歌を聴いたのは初めてだったので非常に迫力があってよかった。
  • 写真撮影は禁止だが、終幕後のカーテンコールの時には撮影OKであったのはうれしかった。そして劇場ホワイエにも張り出していたし、曲やメンバー紹介のパンフレットにもきちんとその旨書いてあった。実際、多くの観客が撮影していたのでファンが何を望んでいるのかをよく研究していると思った。
  • ただ、公演開始直前の館内放送では撮影はすべて禁止です、とアナウンスを流していたので、言っていることが矛盾しておかしいなと感じた人も多かったのではないか。また、スクリーンやパンフレットに「カーテンコール以降は撮影自由です、撮影してSNSにアップして下さい、#タグは・・・」とまで書くのはやり過ぎではないか、そこまで書かなくても皆さんSNS等に投稿してくれると思いますよ、クラシック公演なので品位も大切なのではと感じたが如何であろうか。
  • 歌手たちは役柄になりきって演じていると思うが、その中にも自ずとその歌手たちの性格や人柄がにじみ出てくると思う。今回感じた私の独断の見立てを少しだけ書いてみよう
    林美智子・・・陽気な明るい性格なのではないか
    和下田大典・・・ユーモアセンスがあるのではないか、「植物採取に来ているのではない」というせりふを自分で考えて言ったならば、だけど、台本担当の林さんの案なら彼女にはユーモアセンスもある

1万円くらいとってもよい内容ではないか。次の公演も観に行きたくなった。

(出演者)

ドン・ジョヴァンニ:黒田博(バリトン)
ドンナ・アンナ:澤畑恵美(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ:望月哲也(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ:林美智子(メゾソプラノ)
レポレッロ: 池田直樹(バス・バリトン)
マゼット:和下田大典(バリトン)
ツェルリーナ:鈴木玲奈(ソプラノ)
騎士長:松中哲平(バス)
杉尾真吾(バス) 
山田大智(バス・バリトン)

河原忠之(ピアノ)

日本語台詞台本・構成・演出:林美智子


「サンヒルズカントリークラブ」でゴルフ、帰りにTSUTAYA常総インター店に

2023年06月11日 | ゴルフ

今日は栃木県宇都宮市のサンヒルズカントリークラブEast Courseでゴルフをした。天気予報では午前中が雨なので午後スループレーを選択した。12時ころのスタート。何回か来たことのあるコースで、他のPGMのコースより高級路線のコースのようだ。午後スルーの値段は食事なしで夫婦で12,000円だったのでお得感があった。

クラブハウスの外観は少し古くなっているが内装は立派で高級感がある。ロッカーも広く、コースの手入れもよい、併設のホテルやロッジもある。カートはリモコンで、晴れているときはフェアウェイ乗り入れもできるようだ。午前中は雨だったが駐車場にはかなりの車があったので雨の中プレーした人も多かったのだろう。我々のスタート時は既に雨は上がっており、午後スルーの選択は正解だった。

コースはそれほど距離はなく、ワングリーンのアンジュレーションとグリーン回りの難しさで簡単には良いスコアがでないようになっている。特に印象に残るホールは上の写真以外には無かったが、もう少しリゾートコースっぽい雰囲気にしたほうが良いのかな、と感じた。

客は若い人が多かった。カップルで来てプレーしたいという雰囲気がある。おじさんたちだけで来るコースではないのだが、私たちのうしろで大きな声を出してプレーしているおやじたちの組がコースの雰囲気を・・・

プレー終了後、5時過ぎにコースを出た。今日は道の駅常総に隣接のTSUTAYA BOOKSTOREが新規オープンしていたので、立ち寄ってみた。もう午後7時ころだったので混んでいなかった、休日や平日の昼間はさぞかし混んでいるのでしょう。TSUTAYAの中をざっと見て、中にあるスタバでコーヒー豆を買って帰宅した。

TSUTAYAの駐車場で見た夕焼けがきれいだった。 お疲れ様でした。