ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

台東区小島の「うなぎ やしま」に行く

2023年06月14日 | グルメ

前から一度行きたいと思っていたTX新御徒町の近く、小島にある「うなぎ やしま」に行ってきた。梅雨入りして家で本を読んだりテレビを見たりだけでは体がなまるのでよくないと思い、雨が降っていない今日、少し都心に出かけて見ようと思った。

どこに行こうか考え、最近樋口一葉の本を読了したので、台東区にある一葉記念館に行ってみようと思った。そこへ行く前に腹ごしらえとしてちょっと離れているが、「やしま」でうな重を食べてみたくなった。

12時ころ到着して入店するとテーブル席に案内される、室内はテーブル席と座敷とがあり、落ち着いた感じ、清潔感もある。うな重は特上と上うな重の二種類のみ。上うな重4,600円を注文。ちょっと値ははるがたまには良い。

店内にはテレビや雑誌・新聞はなく、スマホか本がないと手持ち無沙汰になる。20分ちょっと待った後、お重が運ばれてきた。うな重に肝吸い、お新香がついている。お重の蓋を開けると、うなぎの蒲焼きがほぼ全面を覆っており、十分な大きさ。特上ではびっしり隙間がないくらいうなぎがのっているのであろうが、私は上うな重くらいのうなぎの量がちょうど良い。

ゆっくり食べてみると、大変おいしい。焼き加減、蒸し加減、タレの濃さ、ご飯の炊き具合、どれも完璧に思える。肝吸いもお新香もおいしい。4,600円の価値は十分あると思う。十分満足してお会計をしてもらった。会計はタッチレスのクイックペイにも対応しており、有難い。

ご馳走様でした。また来ます。

 


映画「テノール、人生はハーモニー」を観る

2023年06月14日 | 映画

新聞の映画評論欄に載っていたので、オペラファンとしては観に行かねばと思い、「テノール、人生はハーモニー」(2022年、仏、監督クロード・ジディ・Jr)を観てきた。

この映画は、ラップに夢中の青年アントワーヌ(MB14)が、オペラ座へスシをデリバリーした際、そこで自分を見下してきたレッスン生たちにオペラの真似事をしてやり返すところをオペラ教師マリー(ミシェル・ラロック)が見て、アントワーヌの美しい歌声とその類まれな才能にほれ込み、彼のアルバイト先に押しかけてオペラを学ぶように迫るが・・・というもの。

若干のコメント

  • 映画にはオペラ歌手のロベルト・アラーニャも出演している。主人公のアントワーヌを演じるのは、大人気オーディション番組「THE VOICE」でそのカリスマ性を爆発させて勝ち上がったビートボクサーMB14。劇中すべてのオペラ歌唱にも挑戦し劇中アントワーヌさながら天才的歌の才能を発揮させた、と公式サイトに書いてあるが、映画の中で彼がオペラを実際に自分の声で歌っていることを意味しているわけではないと思う。微妙な書き方だが、そこはぼかしているのでは(原語を見ないとわからないが)。私の見たところでは「口パク」してるところも多かったと思われた。
  • 映画の舞台で実際のパリのガルニエ宮を使っているようだ。これはオペラファンにとってはうれしいことだ。私も1回だけ中に入ったことがあるが、当時を思い出させる。公式サイトを見ると何年もかかってオペラ座を説得したとあるがよく撮影を許可したものだ。
  • この映画の中では、主人公がパリのスシのデリバリーのバイトをしているなど、何回か日本が話題に出てくるのがうれしい。
  • この映画を見ての感想だが、私が見ている映画評論サイトでのトータルの評点が5点満点で3.2点となっており、満点をつけている人も含めてその点数であるから一般の人の正直な評価がどの程度かを物語っていると思う。私も同感だ。