今日はもう一つ録画しておいたクラシック倶楽部から「ノトス・カルテット演奏会」の2019年7月2日の日本公演を聴きました。
テレビの説明では、ノトス・カルテットは2007年ベルリンで結成、世界でも珍しい常設のピアノ四重奏団、数々のコンクールで入賞、ヨーロッパ各地の音楽祭に出演し高く評価されてきた、とのこと。インタビューでは、自分たちはピアノの入った四重奏が好きでオーケストラと遜色のない演奏ができる、レパパートリーは有名な曲もあるが、あまり知られていないけど刺激的な曲もあり、そのような曲を知ってもらうのは価値がある、と説明している。
メンバーは
- バイオリン:シンドリ・レデラー
- ビオラ:アンドレア・ブルガー(女性)
- チェロ:フィリップ・グラハム
- ピアノ:アントニア・ケスター(女性)
曲目は
- ピアノ四重奏曲 イ短調(マーラー)
- ピアノ四重奏曲 ハ短調(バルトーク)
アンコール
- 愛の悲しみ(クライスラー作曲、ブルガー編曲)
- 愛のあいさつ(エルガー作曲、リゴラッティー編曲)
テレビの説明では、バルトーク(ハンガリー)のピアノ四重奏曲の全曲が初演されたのは作曲されてから60年以上経過した1946年だった。その後、公的な演奏記録は無く楽譜の所在もわからなくなっていた、それを再発見したのがノトス・カルテットだった、そして今回の演奏は日本初演だとのこと。
演奏と聞いてみると、2曲のピアノ四重奏はいずれも素晴らしく、演奏も力が入っていた感じだった。マーラーのイ短調は1楽章のみの短い曲だが、マーラーにしてはわかりやすい曲だった。この曲はマーラー16歳の時の作品で現存する彼の唯一の室内楽作品とのこと。若いときはわかりやすい曲を書いていたんだ。
アンコールの2曲はおなじみの曲だろう。私でも知っている聴きやすい曲だ。アンコールで弾くのにちょうど良い曲なのでしょう。
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