RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

羊を丸呑みしたニシキヘビ

2006-09-10 23:25:28 | びっくり
webニュース(ロイター発クアラルンプール5日)羊をまるのみしたニシキヘビが路上に現れた。その写真を見て身震いした、体長6メートルお腹が膨らみすぎて動けなくなっていた、星の王子様も真っ青になるだろう、これを見て思ったことは、この蛇は世界のジャイアン、アメリカ(政府)である、羊は中東じゃないかって思った。
昨日の夜ベッドでNHK05年企画9・11ドキュメント~テロからイラク戦争へ~を見る

戦場写真家が語る
「イラクの人達は本当に怖がっていた」
米兵がこぶしをあげる動作は止まれという意味
軍隊方式だ
けれどイラクの農民たちはその意味がわからない
わからず近づいて撃たれるという光景を何度も見た
米兵は軍方式の止まれを押しとうした
「私にはその光景が侵略というより占領に見えた」と
今朝の新聞
その米兵も開戦以後2600人以上が戦死した
バグダッド陥落直後「今は誰もいない未来もない」と男が語る
政権の崩壊と共に情報省や外務省の役人も次々殺されていく
若い女が語る「ブッシュがくれた自由は銃を持つ自由でしょ」
100ドル出せば誰でも銃が買える
自分の命は自分で守らねばならない
ここでの自由は本当に怖い
職も失い町も家も破壊され飢え
子供たちは靴磨きやひまわりの種を売る
この現代に
爆弾で左足と姉を失った少女は
松葉杖のかわりの棒切れを巧みに使い歩く
そして自分が母や家族に何がしてあげられるかを常に考える
今朝の新聞
イスラム教徒は世界中で差別や迫害を受ける
福岡にいるパキスタン人のカーン氏は語る
「イスラム教は平和の宗教です
アッサラーム・アレイクム(平和があなたの上に)
とイスラム教徒は必ず挨拶すると」
自ら州兵に志願しイラクに行く男が語る
「妻はひどい仕打ちと言うが、これは神が与えた試練なんだ」
神を持たないことが幸せだ
けれどあなた達の神は無意味無慈悲な戦いをなぜ望む

昔々この地球には桃源郷があった

桃源郷のような村・・・、

桃源郷という響き
ずいぶん前の雑誌で読んだ
藤原新也の
「骨の音・メロンの味」と題された一文。
事故で骨折し病室でカンダハールの思い出を語ったもの
三十二年前の最初の旅、鮮明に蘇るアフガニスタンの光景
・・・・あの呆然とするような砂漠の中の宝石
それはまるで白昼夢のようだった。  と

メディアを通して連日わたしたちが見続けるアフガニスタンの町々は
とりつくすべもない廃墟であり「この世の果て」だ
だが三十年前、遭遇したのは奇跡に等しい砂漠の中の「この世の楽土」だったのだ。
数あるイスラムの国の中でも類をみないくらい美しい国だった。と
アレキサンダーの時代「東洋のパン籠」と呼ばれる
ヘラートガンダーラ文化の生まれる前後
その国の気候は今よりもっと湿潤で国土は緑豊かだった。
彼が赴いた頃のアフガニスタンにもその片鱗は充分残されていて
バスが不毛な砂漠地帯を抜けると
まるで桃源郷のようなオアシスの町がそこここに現れ
はっとしたものだ。と語る

カンダハールという南の都もそのひとつで
誰かがその風景を想像しようと思えば
たとえば桃源の国として名高いフンザ王国を想定すれば良いのかもしれない。
あのフンザの緑なす高地の谷間のそこかしこに
浮雲のように咲き乱れる桃の花。
そしてその花のまにまにたゆとうように悠々と暮らす人々。
その地は私たちの近代人の所有する時間や空間というものが
果たして偽者ではなかったか、という疑念を抱かせるに
充分なほど自己完結した地球のもう一つの磁場だ。
オアシスの都、カンダハールもまた私にそういった感情を抱かせた
その土地は比較的平坦であり、フンザのように起伏に富んでいないが
フンザと同じように果物の宝庫だった。
と そしてメロンの思い出に続くのだけど・・・・

子供の頃眺めた絵本の中のイスラムの国のそのままの
情景描写に引き込まれて・・・心拍数が上がり・・・涙がこぼれた。