No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

八戸探訪①〜16年の月日の流れ

2025-03-09 | 街:秋田



<同じ建物の2009年5月の姿>

八戸へ行ってきた。2009年、2016年に続いて3度めの訪問となる。今回は鉄道の旅で、新幹線のダイヤ混乱により大変な目にあったが、無事帰還した。写真は廃業した自転車屋さん。何か見覚えがあると思って確認したところ、2009年に初めて行ったときにも撮影していた。当時は現役だった。16年の月日の流れを痛感した。16年前の写真を見直して気付いたことがある。当時は何の情報も持たず、下調べもせず、とにかく出かけただけである。過去写真では、町中でも面白い場所が沢山あった。今では何処なのかわからないし、当然今回は行っていない。一体どういうことなのか・・・。

最近は東北コンプリートのため、なるべく行ったことのない町に出かけるようにしている。その弊害が出ているような気がした。過去の方が楽しく写真を撮っていたのではないか。3度目の八戸となる今回の旅は楽しく、久しぶりに沢山歩いた。コンプリートは結果論であり、それだけを追求しても意味はない。そんなことを痛感した八戸探訪だった。

上段:X-T5 / XF23mmF1.4 R LM WR
下段:EOS 5D / EF17-40  F4L


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トゥーティッキのマグカップ

2025-03-06 | その他


一番お気に入りのマグカップである。朝のコーヒーはこれで飲む。当然ながら男は須らくスナフキンに憧れる。でももし僕が女であったなら、トゥーティッキに憧れたと思う。ブロ友のZUYAさんの記事を見て火が付いてしまった。やはりスナフキンのものも買おうと思う。スナフキンを毎日眺めるのは危険だろうか?

追伸:新レンズでも撮ったが、やはりこの距離感はGRの勝ちだった。

GRⅢ
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残念なファーストショット

2025-03-05 | 

ここでいうファーストショットとは、そのレンズで撮る最初の写真ということだ。家の防湿庫の奥に眠るレンズ3本等々を売却し、代わりに新たなレンズを1本購入した。家のカメラ群も統廃合を繰り返し、大分整理された。カメラ版令和の大合併である。レンズは出ていくことはあっても、新たなレンズが入ってくることは稀になった。その滅多にない新たなレンズ。ファーストショットが今回の写真である。夕刻の薄暗い室内で、猫は知らないレンズを警戒して逃げる。しょうもないファーストショットになった。大抵、僕が撮るファーストショットは残なものになる。

以下は備忘録を兼ねたレンズでの能書きなので、読んでも意味はありません。スルーして下さい。

さて、今回のレンズはXF23mmF1.4 R LM WR である。新しいラインナップのレンズで、描写能力は言うまでもなく高い。23㎜レンズは僕の主要装備である。これまではXF23mm F2R WRというレンズをメインに使っていた。メリハリの効いた描写のレンズである。軽量コンパクト(しかも安い)。更には防塵防滴構造。街撮りにピッタリで雪の中でも使い易いレンズである。旅にも向いている。だが問題が一つある。レンジファインダースタイルのX-PRO3に装着すると滅茶苦茶格好良いが、一眼スタイルのX-T5に着けると格好悪い(笑)。先細りのレンズがあまりに不格好だ。そんなの描写に関係ないじゃないかという向きもあるとは思う。でも姿形は撮影のモチベーションを保つために重要な要素でもある。道具というのはそういうものだ。本来はまだ能書きは続くのだが、内容は乏しいので省略する。とにかく、しばらく前から家中の不要レンズの売却を進めてきた。今回、追い金4000円也で新しいレンズを購入したわけだ。サイズ感が少し大き過ぎるが、描写は上々である。まあ今はプラシーボが効いているので、ゆっくりと評価していきたい。XF23mm F2の方は、このまま温存して併用する。

X-T5 / XF23mmF1.4 R LM WR


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ノスタルジックネガの分校

2025-03-04 | 街:秋田










当ブログでは何度となく掲載している「思い出の潟分校」。秋田県仙北市、田沢湖近くにある分校である。昭和49年に廃校となり、平成16年から現在の形で公開されている。驚くほど良い状態で維持されている。僕は実際に分校に通ったことはないし、そういう経験がある人も少ないと思う、でもここはイメージとしての昭和の小学校が体現されている場所だ。

ここでは僕はライカのモノクローム専用機で撮影する機会が多かった。ここ何年かはほぼ全てがモノクロで撮影されていた。もうライカはないので、富士フィルムのカメラで撮影した。モノクロでも良いのだけど、フィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」で撮影した。暖色系の色合いが遠い昭和を思い起こさせた。

X-T5 / XF14mm F2.8R
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角館のB面

2025-03-03 | 街:秋田











レコードはA面が良いのは当たり前だけど、実はB面こそが本質であると言われる。ここは秋田県有数の観光地、角館である。最大の見所は黒塀の武家屋敷通りで、春は桜、秋は紅葉が美しい。また武家屋敷通りからほど近い桧木内川も桜の名所として有名だ。一方で角館は武家屋敷通りや桜だけで構成されている訳ではなく、普通の生活の営みがある。つまりはレコードでいうB面だ、わざわざ角館に行き、武家屋敷通りには行かず、普通の町並みを撮影した。A面は聴かず、B面だけを聴くのと同じだ。もしかしたら贅沢な行為ではないかと、一人ニヤリとした。


X-T5 / XF23mm F2R WR

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