No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

漁港の猫〜風雪变化

2023-01-27 | 漁港の猫




最強寒波の前に撮った写真です。
北国の天候は目まぐるしい。暴風雪のすぐ後に晴れ間が見える。もうこのまま雪は降らないだろう、そうとしか思えない穏やかな瞬間が訪れる。それも束の間、5分後には再び前も見えないほどの暴風雪になったりする。秋田県に移住してきた当初、その感覚が中々身につかなかった。漁港に住む猫たちは、流石に北国の猫。当たり前のようにその状況を受け入れている。というより、それ以外の環境を知らないのだろう。今年は雪が少なく、昨年よりは暮らしやすいだろう。それでも冬の漁港は、冷たい風に粉雪が舞う中で、晴れたり曇ったりを繰り替えしていた。慣れっこの猫は妙に落ち着いてダンディーだった。


X-PRO3 / XF56mm F1.2R WR

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漁港にも真冬がやってくる

2022-12-07 | 漁港の猫
秋田県にかほ市の象潟漁港。秋田県では最も温暖な地の一つである。積雪量もそれほど多くない。あくまで「秋田県では」という話であり、一般的な感覚でいえば相当厳しい冬がやってくる。とにかく風が強い場所である。猫たちは身を寄せ合って冬を越していくしかない。写真は先月のもので、この時点では静かな漁港だった。今は丁度「季節ハタハタ漁」の真っ最中で、一年でも最もごった返している。水揚げと直売所で、てんやわんやだ。それが終わる頃には、本当に厳しい季節を迎えるだろう。今年も無事に乗り越えて欲しいと思うし、家に来る「ちょび子(仮称)」と重ね合わせるものもある。

GRⅢ


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悠然と歩く猫

2022-09-29 | 漁港の猫




秋田県の象潟漁港。このハチワレ猫は顔見知りだ。僕の姿を見ると、こちらに近づいてくる。その姿は思いのほか堂々としている。見習いたい。

GRⅢ
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残夏のハイコントラスト(終)〜猫おじさんの真実

2022-08-23 | 漁港の猫









ハイコントラスト白黒で、イキって撮影するのは恥ずかしい。勿論、イキっているつもりはないが、イキらされていることは間違いない。だって、そういうカメラだから。そこで僕は漁港で猫を撮ることにした。猫からすれば、森山大道もブレッソンも僕も一緒だし、ライカだろうが、GRだろうが、iPhoneだろうが関係ない。少し暑い時間に行ったので、猫が木陰から離れなかったことが残念だ。岩合先生の足下にも及ばないが、この場所おける猫からの人気度では、僕はカメラ女子を遥かに上回る。ギャラの食べ物すら持っていないのに、僕の周りばかりに猫が集まる。カメラ女子が驚愕していた。きっと猫おじさんと思われたことだろう。男は不惑の40代からは、女たらしと呼ばれるよりも、猫たらしと思われることを喜ぶべきである。

GRⅢ

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去り行く2021年、写真撮りとしての想い

2021-12-31 | 漁港の猫



東日本大震災、そして現在の新型コロナ大流行。これを予言する人が居なかったことで、予言者なるものの権威はダダ下がりになった。昨年、そして今年も歴史の教科書に載るような不安定な一年だった。皆様それぞれに、それぞれの出来事があったと思う。哀しい想いや、辛い想いをした人も沢山いるだろう。それでも我々は、次に来る年が、より良いものであることを願って生きていくしかない。雪の中を歩く、この猫のように一歩づつでも脚を踏み出していこう。今年撮った写真は、推計で約1万5千枚(約2万5千カットを保存しているが、RAWデータとの重複等もあるので)だった。「量のない質はない」という森山大道氏の言葉を信じよう。僕のブログ活動としては、内容は停滞した感が否めない。それでも「山形コンプリート」、そして「秋田コンプリート」として、両県の全ての市町村(旧・市町村単位)での撮影を達成したことが成果だった。

今年も、沢山の「いいね」や応援クリックを頂き、大変励みになりました。最近は他分野のブログも毎日楽しんで拝見しています。視野が拡がり、自分の活動の刺激にもなりました。この場を借りて御礼申し上げます。皆様、どうぞ良い年をお迎え下さい。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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晩秋の象潟漁港

2021-11-12 | 漁港の猫





晩秋の漁港は、珍しく穏やかな気候だった。猫たちは冬眠を前にした動物みたいに、こってりと太っていた。それが逆に、これから来る季節の厳しさを連想させる。最後の一枚の猫は、他の猫を撮影していると僕の靴の上に載ってきた。猫も人恋しいのかもしれない。まあ僕は冬もここに来るから・・・。


LEICA M10 MONOCHROME / APO-LANTHAR 35mm F2 VM
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晩秋の漁港に猫がいる

2021-11-02 | 漁港の猫





晩秋とは秋の終わりを意味し、一般的には11月中旬以降を指すのだと思う。秋田県においては、11月下旬は既に冬なので、11月に入れば晩秋と言ってよいと思う。写真は晩秋の象潟漁港。比較的暖かな一日で、漁港では猫がのんびりとしていた。もう一月もしないうちに、厳しい冬がやってくる。今は束の間の穏やかな時間が過ぎる。


LEICA M10 MONOCHROME / SUMMILUX M50mm ASPH

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ローアングル猫〜漁港猫の場合

2021-07-12 | 漁港の猫



昨日掲載した「ローアングル猫」は、やさぐれ猫だった。その迫力にビビりつつ、結構面白かったので、その帰りに漁港に立ち寄った。何度も通った象潟漁港であり、ここならば猫をローアングルで撮ることができる。そうやって撮ったのが今回の写真なのだが、一つには暑かったので猫の数が少なかった。そしてもう一つ、ここの猫はよく人に慣れているので、やさぐれさんは存在しなかった。むしろ怪しげな動作でカメラを構える僕の方を胡散臭げに見つめてきた。シリーズ化したかったけど不発で、これで終わりです。

LEICA M10 / SUMMICRON M35mm ASPH
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魚眼レンズ遊び(終)〜猫は相手にしてくれない

2021-05-01 | 漁港の猫



魚眼レンズのテストは、家の猫相手にやれば良いと思う。だが家の猫は、早速魚眼レンズが嫌いになったようで、相手にしてくれない。それならばと、シリーズ①の「道の駅にしめ」から更に足を伸ばし、象潟漁港の猫に会いに行った。賄賂(食べ物)を持参し忘れるという失態を犯し、ここの猫たちも相手にはしてくれなかった。これ以上相手にしてくれそうな被写体もないので、無理矢理にでも実戦で使っていこうと思う(終)。

X-PRO3 / KALMAN 8mm F3

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漁港の猫の春支度

2021-03-29 | 漁港の猫
秋田県の地にも春が近づき、気温も10数度まで上がってきた。それでも漁港を吹く風はまだ冷たかった。遠く見える山肌は、まだ多くの雪に覆われている。桜が咲き誇る地方と比べれば、まだまだ春は遠い。遠いとはいえ、猫には春がそこまで来ていることが分かる。身繕いをする様子にも、どことなく「のんびり」した様子が感じられる。


LEICA M10 / SUMMICRON M35mm ASPH
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